2004 01 29

01 29

大切な友達が一昨日NYで死んでいたことを知る。
この悲しみをどう表したらいいのか分からない。

すごくよく会ったり、遊んだりする仲では訳ではなかったけど、
人との距離のとり方とか、警戒心が強かったり社交的だと思われる
ことが多いのに本当は人間関係に果てしなく不器用なところとか、
変に面倒見がよかったり、似ているなと思うところがいくつかあって
僕達は不思議な共感を共有していたと思う。
多分人に相談したりするのも下手だったと思うけどそれも一緒だ。

聞きたいことがあって携帯に電話すると大体留守電になった後、
いつもすぐにコールバックがあったのにそれももう無いと思うと
寂しい。

僕がmariaと出合う直前に仕事で知り合った彼女は、mariaのことを
僕よりも全然前から知っていて僕達が付き合い始めたときにはすごく
驚いて、喜んでいた。
ドンキホーテの近くで偶然に会うことが多くて、夏の夜3人とも
自転車に跨がったまま長々と道端で話していたことを思いだす。

無印良品で抱えきれないくらいの箱を買って全部自転車の荷台に
くくりつけて走ろうとしているのと見た時、危ないから手伝うよ
と言ったら大丈夫だからと言って走って行った。
僕はその後ろ姿を、らしいなと思ってただただ見送ったことをすごく
後悔している。

そういうのは止めた方がいい、無理するよりも楽しもう。
君みたいに美しくてイイ奴を助けてあげるのは楽しいし、それは
みんなが思ってることだ、だから一緒に楽しめばいいんだよ。
僕が手伝ってあげるのは勝手だろ?だからその箱をいくつかこっち
に渡してくれ。それで一緒に行こう。と強く言ってあげればよかった。
でもこういうのはいつも手後れだ。

大切な友達が1人いなくなって何とも言えない虚しさとと悲しさが
残ったまま思うのは、僕でよかったら、僕にできることならするから
言ってくれ、突然いなくなったりするのはやめてくれということだ。
僕みたいに自己中心的で無神経なやつは、気付かないことが多いから
教えてほしいと思う。頼むから。身体の調子でも心の調子でも。

僕は僕みたいに勝手なやつと付き合ってくれる人を大事にしたい。
できることは少ない、きっとすごく少ないかもしれないけど無い
わけじゃないからさー。

今はゆっくり休んでほしい。またどっかでひょっこり会うような気も
するけどそのときはよろしく。それまではバイバイ。