2003 12 30

12 30

昼間、1人で買い物へ。

ちょっと前にMTVで見て気になっていたミッシー・エリオットの
新譜とキングレコード・ワールドミュージック・ライブラリー32
“ブルンジの太鼓ー聖なるドラム”を購入。
あと朝、ユニクロの新聞広告を見てフリースの上下を買いに行く
という主婦みたいなこともしちゃいました(笑)

で、僕はCCCDってあまり意識したことはなかったんだけど
ちょっとびっくりしたんですね。ミッシーのアルバムがそう
なんだけど、あまりにもあまりにもあまりにもあまりにも音
が悪いので。

なんで意識したことが無いか、今頃になってそんなことボンクラ
のように言い出してるのか、あいつバカじゃねえのっていう
声が聞こえてきそうですが、それは単にCCCDになってるようなもの
を買う機会がないという理由で、もうCDじゃダメでSACDじゃないと
音楽作る意味がない、みたいな論調は普段僕は聴く音楽(クラシック
とかサウンド・アート系のごく一部、ワールドミュージックの一部
など)に関してはあてはまらないと思ってます。

もちろんSACDのほうが無理な圧縮もなく情報量も多い=音がいい
のでベストだとは思えど例えば僕が買って聴くようなサウンド・
アーティストは16bit、441hzという枠組みの中では最善を尽くして
いるわけで、それは聴くに値するし作品としての存在理由は確実に
ある。
逆にどうしようもないイージーリスニングみたいなのをSACDで
リリースするような歪んだ音質至上主義みたいなのは無駄だから
やめろと思ってしまうわけで、僕は現在進行形のものに関しては
作品として聴いているのでCDというメディアに対して決して否定的
ではない。です。

とはいえ、例えばオノセイゲンさんはもうCD生産するのはやめて
全部SACDにしたほうがいいとか言っていていいて、SACD推進派の
人にはそういう人が多いのも事実だと思うんですね。

で、彼らは総じてポップミュージックに関わってることが多くて
そういうCDはもはやほとんどCCCDとしてリリースされていると
いうのが現状で、その前提と実際にCCCDを買っちゃった実感を
合わせると、もうCDというメディアじゃ無理、という気持ちは
非常に理解できます。

つまりCCCDで音楽を聴くことは少なくとも僕にとってはあり得ない。
ミッシーのCD買ってきてリビングでかけながら必要なメール書いて
たんだけど、テレビをつけっ放しにされてるような単なる不快感
しかなくて3曲目ぐらいで我慢出来なくて消してもらった。
これは不買運動するとかじゃ全然なくて、ホントにここまで音が
悪いとやってる内容が興味深くてもそれ以前に耳が拒否反応を
起こしてしまうので今後、僕がCCCDを買うことはないですね。

これは僕がmp3とかMDで音楽聴く習慣がまったくないこととも
関係あるのかもしれないけど、CCCDが主流になったとき、
音楽を買って聴くということに関するモチベーションが下がる
という確信があってアーティストでも、そんなに気にするのは
神経質すぎるよ、とか言ってる人がいるけどどうなってるんで
しょうね。

ブルンジの太鼓はアフリカのドラムアンサンブルのスタジオ録音で
演奏も録音も非常に秀逸。
ATAK000の参考に買ったんだけど収穫でした(って言っても
アフリカンパーカッションがサンプリングされてたりするような
バカなことは無いからね・笑、リズム構造と変化の推移などです)。