2003 08 31

08 31

最近買ったCD。

komet :gold (raster-noton)
michaux :-%20 (audio.nl)
beethoven:symphonies nos.5&7 (deutsche grammophon)

珍しく3枚ともアタリでした。

1枚目はフランク・ブレッシュナイダー名義のも含めて、今までの
中で一番popな気がする。僕が聴いたことあるかぎりでは。
トランシーですらある瞬間も多々。
声モノのサンプリングがリズムの端正な響き、構築と対照的な
バランスで入ってきたり、ディレイ、リバーブが多用されたり
しても清潔なのは低域のfilterによるコントロールがきいてるから
だと思う。2曲目がすごく好き。

2枚目は僕が今、唯一レーベル買いするaudio nlの新譜(だと思う)
でこれは非常によかった。です。カッコイイ。
今作ってるソロアルバムと近い側面もあって、リズムと音色に
フォーカスしたものの中でここまで音がいいのを聴いたのは久しぶり
の気がします。
すごくオリジナルなアイディアがあるという感じではないし、
ストラクチャーとしては単純なんだけど音がいいので気にならない。
基本的に1曲ワンアイディアなんだけど曲の長さと各部分の長さが
非常に正しい(とあえて言うけど)バランスで配置されていて
美しい。

3枚目は、えーと<運命>ですね(笑)
これは曲っていうよりもカルロス・クライバーの指揮目当てで
前に買ったライブ盤のベートーヴェンがすごく、すごくよかった
からというのとあまりにもCDになってるものが少ない(クライバー
は録音否定派です。ライブしか興味ない、もしかしたらライブも
興味ないかも)から持ってないものでオペラ以外(大嫌いなんで)
でっていうとシューベルトかベートーヴェンっていう選択肢ししか
なくて、そろそろ創作モードなのでそういうときは古典派まで、
のほうがしっくりくる(僕は音楽作ってるときは近・現代はほとんど
聴きません)からっていうすごく消去法に近い理由です。
とはいえ素晴らしい、バランス。とダイナミクスで録音とマスタリング
をなんとかしろ(録音は仕方ないとしても)っていうのはともかく
として弦が美しい。
クライバーのモーツァルトが聴きたいんだけどLD(って今どのくらい
の人が持ってるんだろ?)しかないみたいなのが残念。
あとこの人の場合弱音はホントに弱音なんですね。
ダイナミクスがすごい。結果的に音楽に遠近感がある。という感じです。