2010 01 27

01 27

金森穣さんに招待されてNoismの公演を観に行く。
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東京芸術劇場小ホール。
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非常に触発された。日本のコンテポラリーダンスでこういうことは珍しい。
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色々書きたいことはあるのだが、
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身体とエモーションの分離を考えるときに、エモーションのほうにばかりフォーカスがいくのが問題で、分離するに足る身体が前提になっていないと話にならない。
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つまり内的表現欲求だけで実際の身体は動けない、という舞台芸術が僕は苦手なのだ。
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Noismはその前提を軽々とクリアしたうえで、
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今回の作品では舞台に現れるストーリーテリングとダンサーが個々にipodで聴いている音楽(白鳥の湖!)がもたらすエモーション、クライマックスの切断のバリエーションを見事に展開していた。
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連続しては立ち切られ、また生成するという連続性を支える身体と明晰な思考/試行は最近では珍しい大きな収穫だった。
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Noismの遠藤さん、どうもありがとうございました。

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