2009 10 16

10 16

ライブ2本でなかなかハードな日。熱がなかなか下がらないなかライブの準備をギリギリまでやった。
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1本目のスーパーデラックスに遅れて到着してセッティングしていたら、オーディオインターフェース忘れていることに気づいて自分の体調の悪さを再確認。アタマがボーッとしているんですよね。
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そんなわけで、タクシーで家に一度取りに帰ってUターンでスーデラ。セッティングと音出しして三人のボリュームだけ確認。打ち合わせや約束は一切ナシで。
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セッティング、リハのときはかなりボーッとしていたんだけど、本番は完全に復活したみたいで、何というか即興は代謝によい。完全に集中力復活してました。
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恐らく3人ともどういうセッションになるのか全く予想がついてなかったと思うんだけど、非常に面白かったんじゃないかな。展開を早めにするというのを心がけてみました。僕はずっと同じの続くのが苦手なので。
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僕がやっていたことは結構はっきりしていて
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max/mspと第三項音楽のプログラムを同時に立ち上げておいて、
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maxのほうにはこの前evala君がスーデラでやったときのマルチチャンネル用のプログラムに僕の音が入っていて、それを天井から出すことが多かった。もしくは天井からメインにチェンジしてみたり。これは結構効果ある。
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で、第三項音楽のソフトは音色生成用のソフトで本来は作曲に使っているものなんですが、初めてライブで使ってみた。
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セルラーオートマトンとロジスティックのプログラムに数値を入れていくと音色生成と変異パターンを繰り返し続けるというものなので、普段はそれを録音して色々editして作曲しているのですが
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今回はその録音、editを無くして、そのままコンサート中にリアルタイムで生成し続けさせたんですね。
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で、当然on/offはするのですが、僕が思ったのはコンピュータを即興やセッションで使うときに
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コンピュータで即興するのではなく、コンピュータが即興したのほうが面白いのではないかということで。今回はそれをやってみたら面白かった。
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予測不可能性の比重が自分にもあるというのはこういう場合、新鮮です。
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大友さんもカールさんもスピード感あって非常に面白かったって言ってたけど僕もそう思います。
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で、ライブ終了後はいそいそと機材を片付けて友達と軽く喋り、ウイーン土産のシェーンベルグTシャツ!をもらったりしてからタクシーでUNITへ。
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23:45くらいに到着。サウンドチェックの時間過ぎていたけどDJのチェックを先にやっていてくれたようで助かった。
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サウンドチェックですが、UNITの今回のPAの小林さんというかたは非常にやりやすかった。感謝です。
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で、UNITのほうはスーデラと真逆というか、こっちもやっていることははっきりしていてですね
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あれはほぼ完全な作曲作品で、第三項音楽のソフトで生成された音のみで出来ている。
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というか、第三項音楽についてちょっと検討したいことがあってそれには完全に新しいデータで新作を一つ作らないと分からないから、ライブという締め切りを設定して発表したという感じだったのです。
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で、音良かったと思うのですが。というのも、あれはほんの一瞬も音重なってないんですよね。
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第三項音楽のソフトは0dbちょうどで音が生成されるようになっているから、サウンドファイルを重ねないで鳴らす、つまり1つだけ鳴らすと常に0dbちょうど、つまり赤(ピーク)もつかなければ、lessもないというわけで、非常にSNが良い。
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だから多層的に聴こえたのも実は全部入れ替わっているんですね。かなり細かく。今回は0.01secを最小という風に設定したけど、「その瞬間」に鳴っているのは1ファイルのみ、という連続です。
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で、6分くらいのfixした曲の部分を何カ所か決めてループして15分くらいやったという感じで、あの音量と時間軸で色々分かったこともあったので収穫だった。
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しかし、ライブ中にあのバーカウンターでずっとガヤガヤ話していたやつらはうるさかった。キックが鳴ってないと落ち着かないというの人種というのは僕は結構久々だったけど、瞬間的なサイレンスとか使えないから不便ですね。これはオーガナイザーにも言ったんだけど、お祭りならそれでいいけど非常に残念。