2009 10 11

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今週金曜日の大友良英+渋谷慶一郎+カールストーン、たくさんの予約頂いているようでありがとうございます。
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まだ受け付けているようなのでよろしくお願い致します。
http://super-deluxe.com/2009/10/16/otomoshibuyastone/
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あと、for maria installation versionについてのインフォメーションです。
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えーと、特にセミトラ展と合わせてわざわざ行こうと思っている方々、休館日に気をつけてください。

渋谷慶一郎+evala
「 for maria installation version 」
[新作サウンドインスタレーション / YCAM委嘱作品]
2009年10月1日(木)– 2010年1月31日(日)
10:00–20:00
会場:山口情報芸術センター[YCAM] 中庭A・B
   山口県山口市中園町7-7 tel: 083-901-2222
入場無料

休館日 :火曜日(祝日の場合は翌日)
*10月26日(月)-11月6日(金)は展覧会のみ臨時閉場
*12月29日(火)-1月3日(日)年末年始のため全館休館

加工/解体/再構成〜空間に充満するピアノ
今回の展示は、音楽家の渋谷慶一郎によって作曲・演奏された完全ピアノソロによる最新アルバム「ATAK015 for maria」のサウンド・データの全て(全曲トラック)を素材とし、コンピュータプログラムによって加工/解体/再構成を反復させながら、各楽曲間相互に新たな関係やレイヤーを引き直すことで、CDとは異なった全く新しい音響が生成され続けるサウンドインスタレーション作品です。
会場となる2つの中庭は、天井までの高い壁(ホリゾント)による特殊な音響効果で知られ、地下に設置された5.1チャンネルのスピーカーからは多彩な音源が再生されます。中庭は、それぞれ異なる建築構造と空間的音響特性を持っており、本作では異なったプログラミングが施された音がインストールされます。渋谷とサウンド・アーティストのevalaとの共同作業によりプログラミングされるその音像は、立体的な移動を伴い、音響的レイヤーと音響空間は不断に更新され続けます。
CDの128倍の解像度を持つDSDレコーディングによって精緻に録音された渋谷自身 のピアノ演奏の断片が、コンピュータプログラムによって加工・解体され、レイヤードされた音像が立体的な移動を伴い空間構成を生成していきます。元の音源が、一般的なフィールドレコーディングやコンピュータミュージックで使用されるものとは別次元の解像度を持っているため、そのプロセスは、空間に充満する音響が、煙のような有機性を伴い無限の変化を反復するよう巧妙に設計されています。空間的な可能性を開いていくために、コンピュータプログラムによって、 同じ音源とは思えないほど複雑多岐に展開されるため、来場者は常に新しい音楽と音響に出会えるようになっています。
中庭の中を移動するサウンドを聴きながら、鑑賞者はここの空間でしか体験することができないサウンドスケープを体感することができます。

主催:財団法人山口市文化振興財団
後援:山口市、山口市教育委員会
協力:ATAK
技術協力:YCAM InterLab
企画制作:山口情報芸術センター[YCAM]