2009 07 31

07 31

今日は久しぶりのオフだった。本屋に行ったりCD屋に行ったりするのも久しぶりで、サイデラにCD-Rを取りに行くのも自転車で行った。
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昨日は朝の8時までfor mariaのジャケットに関する入稿チェックや曲のタイトルを考えたりして、3時間眠り、昼間にサイデラに行き追加の新曲2曲のミックスのやり直ししてから、サウンドブレードでさらに微調整し、戻ってきてから某プロジェクトの新曲を作りというのを一気にやったら気絶するかと思った。
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何度も書いているとおり、for mariaは録音、ミックスからマスタリングまで全てDSDフォーマット(つまりスーパーオーディオCD環境)でやっている。
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が、リリースするのはSACDではなく通常のCDなので、最後にサウンドブレードでCDの44.1khz 16bitにダウンコンバートして、つまりCDにするという作業が仕上げとなるんだけど、ここでもすごく細かい調整をしている。
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ここの部分は主にサイデラの森崎さんとやっているのだが、DSDでレコーディングされたデータ、音楽をいかに質感や音色、音の立ち上がりのスピードを落とさずに通常のCDにするか、というときにCDにダウンコンバートする、ということをネガティブに捉えていては何も始まらない。現実的な問題として。
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DSDの良い部分は圧倒的で、高音質配信の普及によってそれは明らかになると思うのだが、現状の音が細いもしくは小さいという印象はこのサウンドブレードによる微調整で解消できることが分かった。
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これはサンレコ誌で詳しく、信じられないくらい詳しく笑、話すことになると思うのだが
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曲の中のレベルの微調整はDSDでやったほうがいいことがほとんどだけど、稀にCDフォーマットにするサウンドブレードでしたほうがいいときがあるということが分かったのは収穫だった。
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というかそれは、意外に稀でもないというのが今回の結論で、
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レベルのUPは44.1環境のほうがガツッといくときがある。で、それが悪くないときがピアノソロのように究極にデリケートなものでも必要なときがある。
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この繊細な作業によって普通のCDプレーヤーでかかるノーマルなCDなのにも関わらずSACD並みの音質がキープされている。森崎さんはこのサウンドブレードを細かくチューニングしていて、レベルチェンジのリージョンを切った箇所などは絶対に分からないようになっている。
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というわけでいきなりPRO SOUNDのようなノリになっていますが
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土曜日にお会いしましょう。
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僕とpomasslのデュオは22時からです。珍しくミニマルなビートでフロアな感じでいきますので酸欠への配慮と着替えなど忘れずに。会場も狭いので比喩ではなくお会いするのを楽しみにしてます。