2009 02 27

02 27

Esquire誌の休刊は驚いた、というかかなり昔からお世話になっていた雑誌なので、編集部の小谷さんとのやり取りのなかで復刊を望むテクストを書くことになりました。
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ここにupされています。
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しかし雑誌は廃刊ラッシュですね。僕は雑誌というメディア自体に対する愛着というよりはかなり個別差がある、つまり無くなってもよい/仕方ない雑誌というのは確かに存在するという感じなのですが、Esquire誌のように特集主義で一般無視ではない、という雑誌が休刊になると悪い意味での加速が始まるという気はしています。
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恐らく一番影響あるのはカメラマンだと思うんだけど、いわゆる「作品」だけでやっていくカメラマンとは別のレイヤーの良いカメラマンが育ちにくくなるという予測は容易で
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実際、先日家に来た編集者の菅付さんに聞いた話ではNYでは雑誌周りの仕事が限りなくゼロになっていて、日本に引っ越してくるカメラマンがたくさんいるらしいということなんですが
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これは別に外国の出来事ということではなくて、半年くらい同じ事態に陥るというのは日本の定番なので確実にそれに近い状況はくるでしょう。
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で、しかもこれは雑誌に限った話ではなくあらゆる分野に共通することで、音楽にも同じことが起きている。あまりこういうのを書くと取材で喋ることがなくなるのでこの辺にしておきますが笑、僕はこうした問題は消費の問題として捉えるべきではない、と思っています。自分がやっていることが正しいという保証はどこにもないから。