2008 10 09

10 09

造形の講義=学外視察で東京都写真美術館でやっている「液晶絵画」へ。
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絵画をメタファーというかモチーフというか導入にしてビデオアートを紹介するというのは成功していたと思います。
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いつも思うのだが絵画は認識可能という前提のため滞在時間が長い。映像はその次で音楽が一番短い。
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未見の人も多いと思うので多言は要しませんが、僕は森村泰昌の旧作がベストでした。映像と空間がメタになっていて非常に緻密な意味のずらしなどが仕掛けられている。隣りの音が漏れてきているのが残念でしたが。
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しかしビル・ヴィオラの影響は強いジャンルですね、改めて。僕はゲイリー・ヒルやダグラス・ゴードンのように技法的な影響そのものが無化するタイプが好きなんだけど。
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終了後、学外の子の相談に乗ったりしながらお茶。で、美術館を出たら非常に調子が悪くなって焦る。恵比寿のNadiffに行こうとするも道が分からなくなって混乱し、落ち着いて本も見れないのですぐに退散、慌ててタクシーを拾って家の玄関の前で降りてからはずっと家の中で過ごした。全身に冷や汗をかいたりしてかなり動揺した。