2008 10 01

10 01

微妙に前の日のことを書くというペースになっているのですが、昨日は神保町の三省堂で池上高志さんと円城塔さん、瀬名秀明さんのトークイベントに行ってきました。
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ご存知の方も多いと思うけど円城さんは現在では日本を代表するSF作家の一人ですが複雑系研究者で、池上さんと「複雑系の進化的シナリオ」を共著した金子邦彦さんの研究室にいたんですね。
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イベントのほうは池上さんが「神田の三省堂」と僕に伝えたせいで笑、神田で降りてしまい三省堂を探すも当然あるはずもなく慌ててタクシーに乗って神保町に行ってしかも遅刻するという失敗をしてました。
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で、途中から話を聞くにどうも「身体性」が問題になっているんだけど議論が煮詰まらず、質問コーナーが始まって「渋谷さんどう思われましたか」という感じでマイクが回ってきたので身体性は扱えないということで一度決着がついているし、今身体性を問題にしているのは科学くらいでちょっと古いんじゃないかとの旨を言ったら微妙に場が凍った気もしたけど、仮に次のフェイズがあったとしたらすごく遠いのではないか。僕が生きている間には間に合わないのではないかという意味も含めて言ったんだけど、まあそこまでは伝わらなかったと思う。けど僕はそう思うけどね。
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自分が生きている間に決着がつくかどうかを考えないと神秘主義に陥るか既得権益の取り合いになりやすい。特にアカデミズムはその傾向が強い。
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終了後打ち上げに合流して今日初めての食事。NTT出版の方や池上さん、円城さんと話す。
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しかし今日のトークイベントの会場は微妙だったな。。