2008 08 05

08 05

昼間は全く何も出来ずに困った。食事も全くとれないし、部屋の掃除もしたいのに出来ずソファでシゲと話したり。本を読んだりしても途切れる。
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僕は夏も海も好きだけど、この日差しと空がすごく辛いから早く秋にならないかなと思う。暑いからという理由以外でそう思うのは初めてだから驚いている。
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mariaと過ごした最初の夏の印象が鮮烈だからなのかもしれない。僕たちは大して予定もなかったしお金も何も持ってなかったからあてもなくずっと歩いていた。
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なんでお茶飲むのにカフェ入る必要があるんだろうね、缶ジュースだったら歩きながら飲めるから止まらないでいいじゃん、カフェなんかで座ってる時間がもったいないよね
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ということで意見が最初から一致してて、自販機で時々ジュースを買ってはその辺で飲んで、また歩いてどこかに行って気がつくと夜になっていたという日が続いた。
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僕たちは何を急いでいたのか、予定もないのになんで時間がもったいないと思っていたのかは分からないけど、とにかくこの世界にも自分の状況にも飽きていて、何かもっと新しくてカッコイイものがあるはずだという予感は共通していて、炎天下を歩きながらそんなことを話し続けた。
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僕は今でもその癖が残っている。止まって考えない、とにかく歩いたり動き続けるなかで思いついたことをかたちにしていく。でも、今年はそれが少し難しい。昼間の青空の下、自転車を漕いでいると、どうしてもあの夏がオーバーラップする。
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思い出なんかに時間を割いている暇ないから邪魔するなよ、という気持ちとありがとうという気持ちと元気にしているのかなという気持ちが交差して、よく分からなくなる。困ったもんだ。でも、空にキスしてからまた自転車を漕ぐことにしている。
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夜はUNITであったフレッド・ペリーのパーティーへ。久しぶりに松沼リナやPUMAのゆうちゃん、源馬大輔君やスケザネさんに会う。たくさんテキーラを盛られて酩酊していたらタナカノリユキさんにもmariaのお別れ会以来会って色々話した。