2015 10 05

パリでオペラ座のダンサーたちと公演しました。そして11月にまた・・・

 

今年の6月にはパリのパレドトーキョーでオペラ座のダンサーたちと公演しました。

 

 

 

この公演はその背景がすごく面白くて、パレ・ド・トーキョー館長のジャン・ド・ロワジーとパリ・オペラ座のディレクターに就任したベンジャミン・ミルピエの発案でオペラ座のエトワールたちがパリのコンテンポラリーアートで中心的な位置を占める美術館のパレ・ド・トーキョーのレジデンスアーティストとコラボーションして一夜の公演を行うというものだったので、チケットは瞬殺で完売して、当日もすごい熱気でした。

 

 

 

僕は唯一の音楽家としてオペラ座のダンサー、振付家のジェレミー・ベランガールと彼が率いる数名の若いダンサーと共同制作した新作を発表したんだけど、その過程も含めてすごく面白かった。ピアノとラップトップというセッティングで断片的にコンピュータで作曲しておいて、その場で組み合わせるという感じでやったんだけど静と動のダイナミクスを増幅させたのがうまくいったんじゃないかと思う。

 

 

美術はやはりパレ・ド・トーキョーにレジデンスしていてすっかり仲良くなったAung Koというミャンマーのアーティストが担当したんだけど、ダンサーの身体や顔に直接ペインティングを施して、それが白い壁に擦りつけられてペインティングのように生起していく様は圧巻だった。

 

All Photograph By Justine Emard Le Pavillon Neuflize OBC 2015

 

あ、ダンサーだけじゃなくて僕の顔にもペインティングしてます笑

 

Photograph By Sono

 

公演にはMarie-Agnès Gillotや錚々たる面々が参加してクリエイティヴ・ディレクションは映像アーティストのAnge Lecciaがとりました。

この公演でジャレミーとはすごく意気投合してまた何かやりたいね、と話していたら意外なほどすぐにタイミングは訪れて11月に再びパリで共演することになっています。

詳細はもうすぐお知らせするのでお楽しみに。

 

THE WAY OF THE RABBIT – LA DANSE PERDUE [COMPLET]

Date: 15/06/2015 – 20:00

Place: Palais de Tokyo