2015 01 12

自由について

表現の自由を守るのだ、というのは恐らく正しいし全ての表現活動は法や倫理で規制されるべきではないとすら思う。

 

これは自分がアーティストであることを差し引いてもそう思うのだが、同時に思想があればそれに対する抵抗や暴力は善悪を飛び越えてやってくるし、それは決してなくならない。

 

ある一線を超えたと判断したときに攻撃の自由が発動するのが人間であり、善し悪しに関係なく止められない怒りは確実に存在する。

そして、その怒りが共有できないのと同じように何が自由か?どこまでが自由か?ということも決して共有できない。

つまり自由が議論の中心にある限り対話は進まないし、思考は停止し結果的に暴力が発動する。

 

ここに人間の限界があり、こんな単純な反復はいつまで続くのだろうかと思うと同時に反復と単純さは音楽のように相性がよい。