2007 12 18

12 18

打ち合わせ三件の日。
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最初は14時から国立国会図書館の長尾真館長と面会させて頂きました。ATAK/mattのlee君と国会図書館職員の倉重君と。詳細は書けないのですが、長尾館長は本物の知を感じさせる人物で、こういう方にお会いすると背筋が伸びます。
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といっても堅苦しさの微塵もなく非常にフランクで僕がやっている音楽の話にも非常に興味もって頂いて、しかも鋭い突っ込みもあったりで非常に楽しかったです。
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しかしそれものそのはずで、長尾館長はもともと自然言語処理・画像処理、知能情報学研究の第一人者で、世界に先駆けて電子図書館のプロトタイプシステム「Ariadne」を開発し公開されている方で複雑系や非線形科学に対する知見と可能性、弱点にも話が及びました。
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というわけで、課題を残しつつ時間をオーバーしてお話させて頂いたのですが、非常に勉強になりました。
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で、少し図書館の喫茶店でlee君、倉重君と談笑したり、サンプルのATAK Tを見せたりP5100を自慢したりしたのですが、タイムアップでタクシーで西麻布を抜けて青山へ。
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15:30から、来季からのATAK Tが全国の洋服屋をはじめとした店舗展開になることは以前にも書きましたがその流通、展開、プロモーションをお願いして頂くDiptricsでTシャツの打ち合わせ。
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レディスのデザインはmariaが、メンズのデザインは僕が主にやっているのですが、今回から型もデザインも圧倒的に増えたので諸々相談。2月に全国のforバイヤーの展示会があるので今はデザイン、サンプル発注の時期なんですね。
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で、これも僕は途中でタイムアップしてタクシーで恵比寿まで行き東京駅へ。
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18時から国際交通安全学会で銀座交差点で実施している歩行者横断信号プロジェクトの定例会議。
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先日路上アンケートなども実施したりビデオ観測して色々実験、検討を行っていてですね、もちろん実験中のことなので詳細は書けないですが、一つほっとしたのはアンケート調査の結果で音楽の評判が非常によかったことです^^:
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何度も聴くものだし飽きないけど、新しい感触もあって、テンポの良い歩行にも作用してというのはなかなかハードル高かったけど安心しました。典型的に公共のものなのでうるさいとか聴きづらいとかいうことで止まってしまうと認識や効果がそれ以上いかないので。
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もちろん、何かが変わること自体がイヤだ、という人は一定数いるし「電子音、機械音はイヤだ」とかいう声もありましたが、通常の「とおりゃんせ」って典型的に電子音ですからね。固定概念というのは電子音、というマニアックな言葉すら想起させるくらい強いのだなと再認識しました。
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というわけで、年末年始の一週間を除く2009.3.31まで実施継続になりましたので、まだ体験していない方はぜひ歩いてみてください。
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銀座の某大交差点で、夜19時までです。僕の作曲クレジットが入った看板があるのですぐに分かるかと。
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結局、21時頃に全て終了。しかし種類が違う打ち合わせが続くのにも慣れた、というか僕は切り替えというのは音楽の中では難しいけど音楽と音楽以外では何の苦労もないす。