2007 04 21

04 21

昨年に引き続き未踏プロジェクトのキックオフのため秋葉原のダイビルへ。
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しかし秋葉原はすごいことになってますな。
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秋葉原はすごいことになってますな、というときに萌えとかキャラとかいう文物的なものは知ってるけど、という程度でしたが今日はモノすごいものを至近距離で見ましたよ。
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渋谷からJRで行ったんだけど田町で京浜に乗り換えたのですね、そのほうが速いから。で、JGバラードのコカインナイトが佳境に入っていて移動中の読書は小説に限るということで、読書するためにパッと席を見つけて座ったら
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すぐ横にはデブのゴスロリちゃんがいて、その前にはホッシャンを100倍くらい気持ち悪くした肝臓の悪そうな30歳くらいの彼氏がいて、まあとにかく幸せそうなんですね。二人とも。ただ僕は急いで座ったので彼女の顔は見ていないのです。
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で、それは全然いいんだけど何とも濃過ぎて小説に入り込めないまま会話を聞いているとなかなか面白くて
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「わたし、こういうカッコするようになってからすごい元気になったんだよねー。なんか生きる活力が湧くっていうか」「へー、じゃあいいんじゃないかな?うん、似合ってるし。カワイイよ(キッパリ)」
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とか言い合っていて、まあそれもいいんですね。彼女のほうがデカ過ぎることを除けば。ただその後から段々変なテンションコードが入り込んできてですな、まず男のほうがオフ会がどうのこうのとか言い出して、どうやら今日男飲みのオフ会があるようで、そこに自慢の彼女を連れて行く、という段取りのようなんですね。
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で、まあそれは自慢な彼女でしょう、なんとかオタクのオフ会に見事にゴスロリお花畑な彼女を連れていくわけだから、というものすごく抽象的なことを思っていたらすごい会話が始まり出したんですよ。以下。
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彼女:「ねえ最初はどこに行くの?」
彼氏:「え?オフ会じゃないの?」
彼女:(ちょっと口ごもって)「え、、あ、楽しいところかと思って(照)」
彼氏:「なんだよー、Hだなあ。えー、いきなりぃ??」(←嬉しそう)
彼女:「そんな、いつもはあんたがそういうところばっか行きたがるじゃないのよお」(と言いつつ腕をボコ殴り)
彼氏:「あ、そうか、でも、うーんまずオフ会行こう。楽しみはそれからで」(←得意げ)
彼女:「わかったわよお。でもね、今日もう仕込んであるからオフ会でリモコンよろしくね」
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あぴゃああああーーーーーですよ。

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そう、ゴスロリちゃんはオモチャ系を既に家から自分の体内に仕込んでいたのです。無線の。
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さすがに彼氏もびっくりして、というか僕も一瞬何だか分からないけど整理して理解したら吐きそうになったので席を立ったらちょうど「次は秋葉原」のアナウンスがあったので、そのゴスロリちゃんはどんなやつなんだろう?と思って振り返って顔を見たら。
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明らかに45歳超えの貫禄十分のドラ猫みたいなオバちゃん、というか
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かあさん
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とかいう感じのコタツにミカンの似合いそうな貫禄十分のオバちゃんが息子くらいの彼氏を見つけてゴスロリのカッコで土曜の秋葉原でデートをし、しかも体内にはピンクローターが仕掛けてある、という多重構造が一瞬で展開していてクラっとしました。すげ。
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というわけでいささか動揺したので会場の階を間違えたりしながらも到着。発表は大海君がそつなくこなしてくれました。
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しかし、この日記主旨というか分量めちゃくちゃだな。内容の。