2007 02 08

02 08

終日ライブの準備。と、明日のapple storeの資料の整理など。
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えーと、↑news欄に試聴ページリンクしました。あと→amazon予約も。
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最近知ったのですが、久保田晃弘さんは僕が作っているような音、第三項音楽の音をニューノイズと言っているらしいです。グリッチのようにアクシデンシャルではないけど楽音でもない、ということなんだろうか。おもしろい。
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あーあと、昼間にすごく久しぶりにブライアン・バートンルイスさんと打ち合わせ。ラジオに関するものだったんだけど楽しく雑談しました。
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僕はある種の不便さ、思想とか理念が入り込まない不便さが鬱を誘発するという持論があって、あ。でもこれは話したほうが面白いから出演したときに。
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ちょっと寄ったWARSZAWAでマイケル・ナイマンのディケイミュージックという実験音楽時代のナイマン、イーノのレーベルから出してたミニマルなものがsaleされてたので購入。こういう実験音楽の定番系って意外に聴いてないんだよな。偏食だから。
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しかしこの時代のイーノ周辺はサティ崩れが多い。悪くないんだけど。イーノもポップミュージック、ロックとの接合点での仕事が時間を経てみると全然面白い。簡単に言うとネロリやアンビエントワークスよりもアナザーグリーンワールドのほうが好きだし、on landは高校生の頃大好きだったけどやはりアナザーのほうが強い。ただ、この時代のイギリスの音は全体的に好きなのが多い。
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やはり反復が理念として存在していてそこに寄りかかってる度合いが強いものは時間を経るとつらいものがある。聴いて面白く感じる、というサービスをするということではなくて理解、認識できることと面白いと感じる複雑さの枠のようなものは必ず存在していてその枠に興味がある。
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単一の理念やコンセプトというのは単純すぎるのでしょう。人間にとって。アートや音楽では複雑すぎて受け入れられないということは近代以降は定番だけど最近感じるのは意図的でなく単純すぎるものに対する拒絶感というのは結構一般的で、例えば下北沢の再開発に典型をみる再開発系に対する反発というか不快感というのも要するに完成とするモデルが単純すぎるから、だと思う。音楽でもそういうことはある。また、複雑すぎるから受け入れられないと思っているものも実はその複雑さの枠が単層的でしかもそれがうまく伝わっていないのがネックになっているということもよくある。