2007 02 02

02 02

11時に起床。シャワーなど浴びてから12時過ぎに家を出て秋葉原ダイビルへ。
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今年第三項音楽でやっていた未踏ソフトウェアの発表を池上さんとするのです。あ、ソフトウェアは3〜4月くらいにこのサイトでフリーダウンロード可能になる見通し。第三項音楽を初めてから最初の結節点にもなるんだけど、filmachineでも中核になっている音はこれを使えば作れる。
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スタンドアローンの音色生成ソフトで音は素晴らしいすよ。どんどん使ってください。
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で、12:45くらいに会場に到着して弁当などもらって食べつつ準備。昨日サウンドチェックしてたので軽くやってから午後の部最初の発表。人が多い。徳井直生君や(元?)サインウェーブオーケストラのJO君、タケミツ君も聴きにきてた。というかアドバイザーに久保田晃弘さんがいてびっくりしました。知り合い多い。
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発表はつつがなく済んで、質疑応答などもして、ちょこっとライブ的なデモンストレーションもやったんだけど概ね評判よかったす。評判よかったすということがよかったす。
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自分の番が終わってホッとしたのでちょこっと会場を抜け出してエバラ君と電気街へ。秋葉原は滅多に来ないから楽器屋とか電気屋とか行きたいと思って。
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ソフマップ中古コーナーでwaldorfの鍵盤無しのシンセ、というか音がたくさん入ってるやつを見つけてデモしたんだけど、操作がMIDIベースなのがうざいので却下。音はよかったんだけど。
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その後エバラ君のナビゲーションで電器関係のジャンクや部品屋が軒を並べるビルへ。せっかく来たから何か買おう的なムードが二人とも支配的になっていてですね、中古のオシレーターを売っているジャンク屋に行って色々物色。発信器や測定器ね、音楽の機材じゃなくて。
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30年以上前のめちゃくちゃルックスがいいオシレーターを見つけたんだけどそこのジャンク屋の店員が恐らく元シンナー中毒による無気力症みたいな感じで「うーん、8000円かなあ。でも電源入るか分からないしここじゃ狭くて危険だから電源入れられないです、コネクタもないし」という明らかに商売する気がない感じで(他の客と話しているのと聞くかぎり二代目らしい)、さすがに電源も入るかどうか分からないそこそこ重いものを持ち帰る気力はないので断念。良さそうだったんだけどね。
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その後も何軒か除いた後に会場に戻り講評会に参加。懇親会は失礼して、その後恵比寿へ。
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UNITでエキソニモと映像の打ち合わせなのです。エキソニモの映像のアイディアは非常に面白くて、僕が興味ある「一度じゃ把握できないレイヤー性」にぴったりだった。
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クラブやライブでVJが入ると必ず「映像がイマイチだったね」という声が聞かれるんだけど、あれは映像は音よりも遅いという大前提があるにも関わらず、音と同期したり早く動かそうとすることによる陳腐化がほとんどの原因です。典型的なのはビートに合せて人形がパカパカ踊っちゃったりするやつですが、当然のようにダサイんですね。
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僕がエキソニモを誘ったのはそういう陳腐化を一点突破できるという確信があったからで、今日聞いたアイディアは多層性そのものですごく楽しみになった。
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打ち合わせの後、そのままこぶ茶など飲んで雑談後、解散。しかし今日はずっと896HDとpowerbookをカリマーのリュックに背負って移動してたんだけどこれはしんどい。二度とやらないようにしよう。背中に世界の不快感を全て背負ってるような感触が残っています。