2007 01 03

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ツアーのために新しい断片というか曲というかそういうものを作っているんだけど、なかなか緊張して作っている。音色のエディットにしてもそうだが何か新しいものを作るとき(今はほとんど新曲を作っているのと同じなので)は些細なことが全体の流れや結果を左右してしまうことがある。どのsound fileを読み込むか、低域の下限をどこに設定するか、など作っているときというのはその瞬間瞬間に全ては決定されていくので慎重にならなければならない。特にいらないファイルを読み込んでしまってそれをリピートのときに何気なく聴き続けたりするとそれを内包して思考してしまうので音楽がよからぬ方向にググッと進んだりするので何をパレットに読み込むかというのは重要な気がする。と言いつつ、最近凝っているのはこうした慎重さとは真逆の数の遊びで、例えばsound fileの組み合わせ方というか並べ方で普段なら0.500とするところを0.555にする、100だったら111という具合にぞろ目や12.1212という風にしてみたりすると面白い。意図してない、しかしランダムではないリズムの捻れがうまれることがある。少しBAILE FUNK(!)っぽかったりもするのだが、BAILE FUNKと言えばDIPLOやUK寄りのファッションパーティーでヘビロテされるような骨抜きのは欧米かと思うだけで全くいいと思わないのだが、ある種70年代末のジャマイカのダブに通じるようなザラついた感触と意味不明なブラスがバンバン入っているようなのは好きだ。つまりブラジルが薄まらないほうがよい。大晦日の露骨キット氏のDJはよかった。