2006 10 31

10 31

夜、東京国際フォーラムホールCへ。
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alva noto+ryuichi sakamoto “insen”へ。国際フォーラムのコンサートはすげー昔にバート・バカラックを見たけどあれはひどいコンサートだった。
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今日のinsenのコンサートバージョンはYCAMの阿部さんやサンレコの國崎さんといった信用できる筋から非常に良い、CDとは別のバージョンと考えてよいしむしろコンサートのほうが良いという評を聞いていたので楽しみにしていました。渋谷でmaria、池上さんと待ち合わせをして、フォーラムの1Fにあるampmでボルビックを買って八木さん、lee君とも合流。
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コンサートで印象に残ったのはピアノの音色が豊かな中域を中心にした非常に自然な設計だったこと、少ない音数、特にピアニッシモを繊細に鳴らすPAとカールステンのデザインした自分のコンピュータを乗せる台がクリスタルを思わせるかのような銀色で、反射しつつ映像の色が映り込むことが巧妙に計算されていて、それが横長のスクリーンと絶妙な均衡を保っていることなど。
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これは感心したのですが、特に映像において目新しいテクニックや豊富な語彙があるわけではなく、むしろ切り詰めた素材と極度にシンプルな明滅のパターンのみで構成しているにも関わらず、ステージに見えるものトータルが端正に構成されているためフォーカスがはっきりしてくる。しかしこれは二人の特徴と言えるかも。
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物足りなさがあるとしたら、さすがにツアー後半というかほぼラストなので調和が熟成の域に入っていて逸脱や破綻が無さ過ぎたことくらいですが贅沢というものでしょう。楽しみました。
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終了後の楽屋で久しぶりに池田亮司さんに遭遇。今年の前半に行ったYCAMの視察以来か。filmachineやマルチチャンネル、インスタレーションの話など。filmachine phonicsは「ジミヘンみたいでカッコイイじゃん」と言われる。後半は確かにそうかも。
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坂本さんにも久しぶりだったけど元気そうで、会うなり「ありがとありがと!」と言われたのですが、そうそう六ヶ所村の曲がupされています
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さやかを紹介するときに「まさか、やってないですよね?」と聞いたら「やってないよー会ったことないんだから。ひどいなー。あ、でも会ってはいないけどやった、とかね」とか言ってておもろかったです。元気ですな。結論としてはやってない。ということです。
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他にもカールステン、ダムタイプの高谷さん、美人鮨の湯山さんにお会いしたりして非常に和やかな雰囲気。
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その後、UNITでラスターノートンのイベントに行くことになっていたんだけどお腹が空いたのでmaria、池上さん、さやか、八木さんと食事をすることに。僕の希望で新橋のガード下へ。ビールケースをテーブルにした風情ある居酒屋で食事。秋らしくてよかった。
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焼酎など飲み軽く酔っぱらってから代官山のUNITへ。cycloもcarstenも非常にラウドで特にcarstenはアップリフティングだった。cycloを見るのは久しぶりだったけど懐かしかった。もう6年くらい経つ。終了後にフロアで池田さんと話したことは印象的だった。