2006 10 17

10 17

YCAM滞在8日目。
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明日の朝10時からfilmachineの解体作業が始まるのでそれまでに完成、レコーディングも終わらせないといけない。だから実質今日が最終日。
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昨日、寝たのが朝の10時くらいで今日は夕方の16時くらいから作業開始。今回の追加制作は巡回展を前提としたものなので音と同時にLEDのプログラムもYCAMの伊藤君が作っていてこれが素晴らしい出来。
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音と同期して合わせる時間は全くなかったけど骨組みとバリエーション、タイムラインによる制作が可能になったので次の展示のときはすごく楽しみ。
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しかしこういう最終日というのはとんでもない集中力が発揮されるもんで自分でもちょっとびっくりしました。
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というのも前回、展覧会の前に3週間滞在制作したときは最初の数分を東大の研究室でかなり精密に作曲していってその修正と続きをやる、という感じだったんですね。
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で、それをYCAMに持ってきてスピーカーの数も増えて環境が大きく変わって、修正するのに3〜4日かかったわけです。今回の滞在は9日間なので、作ってきたものを3日かけて直す時間はない。ので素材や要素をブアーッと作っておいてこっちで一から、言わばフリーハンドで作り続けたんですね。
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ただ、ステレオで作曲したものを三次元に置き換えるというのは不可能、というかとてつもなくつまらないしそもそも音色すら変わってくるので厳密な意味ではシュミレーションできないんですね。
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もちろん立体音響を使った三次元での作曲に関する経験値は飛躍的に上がっているからその点は有利なんだけど、とはいえ青写真の無さはハンパじゃなくて
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僕は普段、ボツテイクが非常に少ない方、つまり途中まで作ってこれ捨てちゃいました系があまりないほうなんだけど今回は連発してました。
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前にも書いたとおり、このmachine=装置に入り込んで作らないとどーにもならないんですね。こういう音楽がいいんじゃないか!って思い浮かぶのは基本的にはステレオ=LR的な発想に基づいているから使えない、ということが起きるんですね。
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比喩ではなく建築的なプロセス、というかグシャっとした音像というか音塊というか、そういう音の連続したかたまりみたいなものを空間的にHuronで組み立てていって形を作っていくというか、まー全然うまく言えないけどかなり苦労したわけです。
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で、色々やってるうちに捨てたほうがいいものも見えてきたりして、今日は異常にはかどった。ただ予定ではブッ続けで作業して朝4時からレコーディングのはずが、まだ作曲してました。
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というわけで日付の切れ目がないんだけど、続きは明日の日記でということで。