2006 08 10

08 10

しかし今回のプロジェクトは規模が大きい。作品も予算も関わっている人数もなのだが僕にとっても三週間籠って一つの作品を作り続けるというのは前代未聞(←昔古館がよく使っていた言葉)だ。
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もちろんアルバムなど作っているときは同じような感じだけど東京にいる場合、確実に打ち合わせや業務連絡系があるわけだけど今回は山口のウイークリーマンションとYCAMの往復、時々うまいものを食べに行くというだけの行動範囲で食事もmariaがYCAMのパントリーで作って食べることが多かったからほとんどの時間をYCAMのスタジオで音楽のことだけ考えていればいいわけでこれは非常に贅沢な時間だと思う。
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しかもYCAMはラボを持っていてスタッフも非常に優秀で協力的だ。ラボを持っていることによって今回のような徹底的な滞在制作というのは可能なわけで(三週間は開館以来最長だって)、ここで一緒に作ったものを展示、発表してというサイクルは美術館を作ったから名画を数億円出してというスタンスとは根本的に異なっている。
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そんなわけで阿部さんをはじめとしたYCAMのスタッフと僕、池上さん、maria、エバラ君、大海君の第三項音楽チームは生活というか知力も体力も使い果たして苦楽を共にしたという感じが非常に強くて、今日エバラ君と僕を除く3名は東京に戻るんだけど見送りのときに阿部さんが「もっと続けばいいのにな」と呟いたのが印象的だった。ピーンと張りつめながらも見たことのないものを追い続ける時間は大変だけど止まると寂しいものだし、なんか夢のような感じもする。
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が、今日から12日まで僕とエバラ君は延長滞在して細かい修正をするのです。今日はLEDの修正、明日は音の細かい修正を。というわけで見送った後、阿部さん、エバラ君とフランクでチキンカレーを食べてまた朝方まで作業。YCAMの伊藤君の素晴らしいアシストもあってLEDの問題は解決。