2006 05 24

05 24

すごく久しぶりに近藤譲さんの忍冬というCDを聴いたんだけど最初と最後の曲はなんというか懐かしい。いいですね。最近家でよく流してるケージ後期と比べると大分雄弁に聴こえるけど。
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大学の頃、彼のレッスンというか作曲の授業に行って曲を見てもらったり話したりしたことがあったけど、ある日弦楽四重奏を書いて持って行ったら「ごめん、頭の中で鳴らないから何も言えない」と言われて作曲を教えるというのはこういうことか、と思った記憶があります。非常に誠実な態度だなと思いました。
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その曲は2つのバイオリンとビオラ、チェロがほぼ同じ音域で動き続けていて、確かリズムのパターンに自分で考えたチャンスオペレーションみたいなのを使ってたんだけど、4本の弦がハーモニーみたいなのを作るというのがイヤで、線と線が絡み合うような状態が変化し続けるという、それだけ書くと今やっていることとそんなに変わらないような曲で(笑)
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今日は午後から東大の研究室に行ってエバラ君とHuronの作業をして、17時からYCAMの人たちとHuronのデモンストレーション、及びミーティング。
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すごい雨の中をみんなでHuronとかスピーカーとか運んだりして文化祭みたいでした。
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僕は独房というか密室と文化祭を同時進行して生きていたい。ので非常に楽しかったですよ。愉快だった。みなさまおつかれさまでした+ありがと。
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終了後、駒場のさわやか。というよく意味の分からない名前の店で打ち上げ。ここは橋本真也が好きだったろうなという体にあまりよくなさそうなメニューが多いんだけど自家製ハンバーグがうまい。
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YCAMのみなさま、学生ワークショップのみなさま。おつかれさまでした。8月からもよろしく。いい空間と時間を作りましょう。音楽も。