2005 12 27

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先日の日記で掲載情報書いたFADERとimprovised music from japanが両誌とも届きました。佐々木さん、鈴木さんありがとうございます。

で、FADERなのですが僕はインタビューと書きましたが佐々木さんによる000論+それ以降のようになっていました。これは想像するに2つ理由があってインタビューが行われたのが000発売直後なので時間が経過していることと、確か僕の記憶では載せられないようなことを(煽られた気もするんだけど笑)大分(というか凄い勢いで)話してしまって、それが話の根幹にも関わっていてこれは掲載できないだろうと判断されたという気がします。

とはいえ、000とその後の第三項音楽の連関において、000で僕が他の音(サインウェーブも含む)と同様に自分で弾いたピアノの断片を「動く音」として同等にあるいは対置的に使っていることを指摘していたのはさすがだと思いました。

要するにあの時点で点描的に「動かない音を置くこと」から逸脱しようとする意識は既にあって、それと構成主義的な側面のせめぎ合いのようなものがアルバムの特殊性だと思うのですが、そうした指摘はあまり読んだことがなかったので嬉しかった。そこから運動性(佐々木さんの言葉では自然となっていますが)に向うのは池上さんと一緒にやることになったという偶然以外は非常に必然的だったと思います。

個人的には刀根さんと悠治さんのインタビューが非常に面白くて、特に刀根さんのある程度まとまった量のインタビューというのは読んだことがないのでフンフン言いながら読みました。あーあと表紙のシュトックハウゼンのシャツが僕が持っているTROVATAのに似ててイイ感じでした。