2008-07-30

昼間、病院や原稿などなど。
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夜は編集者の菅付雅信さんと中目黒のファイブスターカフェでシンガポール料理をごちそうになる。美味しかった。また行こう。
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菅付さんは大学生の頃にcompsiteに出してもらったりしてからの恩人で、最近は仕事はしていないけどそのうち何かやりそうな気はする。
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会って安心したよ、と言われたけど、そう言ってもらえるような状態をそのときだけでも作れるのはそうやって会ってくれる人のおかげです。全然自分では安心できない。
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睡眠導入剤を飲んでも4〜5時間も眠れないのはどうかしている。しかも最後のほうは猛烈に考え事をしてハッと起きるという日がずっと続いている。何も考えない時間の持続を体験したい。
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そういえば今日は同じ子に3回も違う場所で遭遇して非常に驚いた。

  • anonymous / Tue Aug 5 20:25:18 2008

    母が脳溢血でそれこそポックリと急遽してから5年間、父は全然眠れなかったそうです。同じく睡眠導入剤で少し寝ても2−3時間で起きてしまう毎日だったよう。ショック状態です。精神を平らにして優しいことを考えて。がんばってください。

  • shibuya / Wed Aug 6 11:17:37 2008

    ありがと。 極めて優しい感情です、最近は。 怒りというものを自分に持ち込みたくない。 そういうキャパシティがないんですね。

2008-07-29

16時からSONY本社で会議。しばらく休んでいた間に色々進んで面白くなっていた。新たに加わっていたデザイナーの方が僕のCDを持っていたりしてナイスだった。話が速いというか。僕は相変わらず自分の音を口で説明するのが下手だ。しかしなんとか乗り切れてよかった。面白いものが出来そうな気がする。
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途中、渋谷さんですよね、と言われてサインを書く。
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帰りに下着や靴下(無印の直角靴下という謎のものがなかなかよい)など買っていたら無意識にCRATEのデニムを衝動買いしていた。僕はuniという形を持っていて愛用しているけど、今日買ったCORSAIRというのは初めてみた。軽くて柔らかい。そしてやはり形は抜群にいい。
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家に居たくなかったし、起きてから何も食べてなかったのでエバラ君と中島君に付き合ってもらって中目黒の満天でホルモン。美味しい。lee君も途中から参加して微妙に夜遊び。付き合ってくれてありがとう。
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しかし一人だと本当に食欲がない。食べ物を見ただけで吐きそうになったりするときもある。とか書くとロックぽいがそんなことでは全くなくて、本当に何も口に入れたくないし興味がもてない。人と一緒だと大丈夫なんだけど。
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自分が小さくなっていって消えていくというイメージからなかなか抜け出せない。カフカ的なのではなく、すり潰されていく感じ。

  • anonymous / Fri Aug 1 19:53:51 2008

    >自分が小さくなっていって消えていくというイメージからなかなか抜け出せない。

    それはいわゆる失恋の感覚に似たものと 思いますか?

    わたしはそれは、自分が失恋した時の感覚にとても よく似ていると思いました。

    無限でグロテスクで恐怖に限りなく近いもの。

    しかしどうにか生き延びて欲しいなと、 それから音楽を世に残してほしいなと 当たり前のことを書いてしまいます。

    つらい時の贅沢はあってしかるべきではないでしょーか。 どんどん買ったり美味しいものを食べたり してください。

  • shibuya / Sat Aug 2 12:53:00 2008

    残念ながら全く違うんだけど、失恋に感覚があるっていうことを知らなかったからな。 どんどん買ったり美味しいもの食べたりしてますよ。 というか食欲がないから美味しいものしか食べないし、浪費量は半端じゃないことになっています。ここに書けないくらい笑 ありがとう。

  • anonymous / Sun Aug 3 14:45:30 2008

    透明なアクリルの密閉された boxの中に沈む小さな音源。 その彼女の声に反応し波がさざめき、 ねぇ、 目の前に、見える?

2008-07-28

すごく辛い日。感情の波が止められなくてよく泣いた日だった。こんな日もある、と思いたい。が、大げさではなく死ぬかと思った。今、体験している振れ幅は次の段階に進むための必然だと思いたい。けど、そんな気持ちが続く時間はわずかだ。自分の弱さに絶望するときが多い。無限というイメージが怖い。すごく疲れた日。

    2008-07-27

    やはり自分で自分を制御できない。神経がぐったりしていて何もできない。
    ピアノは救いになるから弾けるときは弾いているけどいつもは出来ない。
    色々な感情や後悔が襲ってきて耐えられない。感情を置いてきてしまいたい。
    僕はどこに行けばいいんだろう。それが本当に分からない。
    自転車をこいで遠くまで走っても彼女はどこにもいない。
    世界がどんどん狭くなっている気がする。というか壁が自分の周りを囲ってきて押しつぶされてしまいそうだ。
    だから自分の家に隠れているけど、この場所も悲しいし苦しい。時間の感覚がない。
    全ての音が遠く聴こえる。胸が苦しくて自分がどこに行けばいいのか分からない。消えてしまいたいと思うことがよくある。

    • Y / Mon Jul 28 20:22:31 2008

      I am so sorry for your loss.

      I don't know what to say, but I hope you live your life the fullest. I think she wanted to show you how importaint it is to live. and I think that is a huge, huge love , she had for you.

      excuse me for the sudden message. Y

    • かなこ / Mon Jul 28 22:31:06 2008

      渋谷さん大丈夫ですか、とても心配です。 なにかできることありませんか、。 私でよかったらいつでもいきます、お弁当、つくっていきます。

    • n / Mon Jul 28 23:15:58 2008

      渋谷さんの多忙さから考えて、できるのかどうかわかりませんが、 今いる場所に息苦しさを感じるなら旅に出る、というのもいいかもしれません。 もちろん、それでマリアさんのことは忘れて新しくやり直せとかそういうのなんかでは決してなくて、 今生きてる自分の気持ちに、きっちり決着をつける時間が必要なのではないのでしょうかと思うのです。 それで旅などと言ったのですが。 あるいは渋谷さんの中である程度決着をつけた上で今そういう心境になっているというなら、その上でどうしても自分の感情を抑えられないというのなら、もしかしたらその感情はもう一生収まることは無いものなのかもしれません。それは単に故人のことを覚え続けるというのとはまた別の次元での感情で、いつまで経っても絶対に埋まらない喪失感というものなのかもしれません。 でもそれでも、渋谷さんには渋谷さんの生きる目的があるし、あるいは死ねない理由があるだろうから、だから渋谷さんにはやはりもう少し、今の自分を確認するための時間が必要だろうと思います。その時間はあるいは、長い沈黙で、無のような時間かもしれませんが、そのような時間が必要だと思います。時間が解決するとかそういう無責任なことを言うつもりはありません。でも沈黙が教えてくれること、ただ時間の流れに対してあせらないでいることだけが教えてくれることはきっとあると信じられます。それは音楽家である渋谷さんのほうがよく知っていることだとも思います。 ライヴとネットでしかあなたを知らないような人間である僕が、このようなあなたの重大な内的事柄に関して多弁を弄する無礼をお許しください。しかしこのような日記内容を見て書かずにはいられなかったので無礼を承知で書かせていただきました。

    • anonymous / Wed Jul 30 01:51:36 2008

      マリアの大好きだったブルームーンに遊び来てください。

    • ぴらみ / Wed Jul 30 11:04:44 2008

      渋谷君へ 私も今日朝、まじで、すごいそういう気分だった。 理由があってそういう気分があるときと、理由なんてないのに、そういう気分な時があるのかもしれない。 今は、ひたすら、MARIAの作った音楽をきいて、それに包まれるしかないと思う。

    • anonymous / Wed Jul 30 16:41:39 2008

      放浪しましょう。

    • shibuya / Thu Jul 31 08:54:53 2008

      >Y thanks. i can understand what i have to do.. but i can't do it now. of course i know that she want to i live and make music. i have huge love for her, but now i can only playing piano and make new piano tune. thanks a lot. for massage. by the way who are you?

      >かなこ どうもありがとう。 僕も自分が信じられない。 どこに向かってるのか分からないんだよね。 弁当じゃなくてもいいから御飯食べましょう。

      >n どうもありがとう。 確かにそうなんだけど現実的には猫がいて、彼は17歳という立派な歳だから毎日2錠薬を飲ませないといけないから難しいんだよね。時間が解決してくれることがあるのは分かっているんだけど問題は今、死にたいくらい苦しいということで、これは決着をつけるというよりは肯定的に受け入れるという過程の困難だということは理解しています。僕は肯定的に飲み込みたいんです。それが本当に難しい。

      >at メグ?今週末に行きたいなと思ってるんだけど。

      >ぴらみ うん、でも今は手はないというか尽きたという感じだな。 だからどうやって静かな気持ちでいるかということを考えている。振幅は耐えられない。すごく辛いから。 しかし今聴いてもやつは音楽の才能あったよな。

      >at ありがとう。 でも放浪よりもやれることはあるしそう思いたい。 あと現実的に今一人旅は危ないと思う。

    • anonymous / Fri Aug 1 00:15:59 2008

      メグではなく、メグのいとこです。覚えてるかな?ブルームーンのお茶屋さんで、マリアの好きなタピオカティーを出している・・・メグにマリアの事聞きました。とても残念です。葉山のおいしい空気を吸って、綺麗な海で泳いで、おいしいご飯&お茶を飲んで、1日ゆるりと過ごして下さい。きっとマリアも葉山の空から見てると思いますよ。

    • shibuya / Fri Aug 1 01:32:59 2008

      ああ、もちろん覚えてます。 でも残念とは思わないでほしい。それよりも僕は彼女の人生を肯定したい。週末に泳ぎに行こうと思ってるのでよろしく。 mariaのビーサンも持っていって空気吸わせてあげたいと思ってます。どうもありがとう。

    2008-07-26

    高谷さんとのトーク+ライブイベントの日。
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    出かける直前に具合が悪くなってリハに遅れる。調律や音響の設定に手こずるもなんとか終了。高谷さんの映像はコンピュータで見るのとスクリーンで見るので全然印象が違う。
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    トークは前半あまり話せなかったものの、面白かったと思う。
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    今、オペラシティギャラリーでLOVERSが展示されたいるという偶然も合わせて、創造によっていかに死を乗り越えられるかという話がしたかったんだけどタイムオーバーの感が。
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    アートを巡る状況は厳しい、ということは言われて久しいがアートを巡るトークイベントの状況の厳しさはそれがサブコンテンツ的であるという前提も差し引いても厳しい。
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    僕はアートが分からない人にも優しく解説する、みたいな企画に呼ばれることはほとんどないので、その手のは関係ないとしてテクニカルタームやソフトウェアについて延々と話すようなのは大学でやるか、ネットにupすればいいと思っているのであまり意味を感じない。
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    今日のような感じで、前提を共有するのを省いて、もっと時間があって突っ込んで話せればなかなか面白くなるのではないかと思う。
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    それだと分からない人がいる、という突っ込みが時々あるんだけど、何かをテーマにしたトークイベントでその前提を知らずに来るというのはそれ自体謎だし、そこを基準にするのはあまりにも勿体ないと思うのだが。東京は情報過多なので、そこの薄さに人がついてくるほど優しくはない。
    __
    今日のイベントについて言えば僕自身よい経験になりました。一番思っていることをうまく話すのは難しいし、それを受けてもらうのも大変だと思う。畠中さん、高谷さんありがとうございました。
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    演奏は自分でも不思議な感じがした。音のかたまりを掴むというか触るように続いていく感じで、時間の感覚がない。すごく集中したので客観的に良い悪いは分からないけど、一つ言えるのはピアノが弾けてよかったということだ。
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    終了後は近くの中華で打ち上げ。

    • 前提の共有 / Mon Jul 28 00:35:28 2008

      演奏わりと近くで聴くことができました。 映像がはじまって前の終始いちゃついてたカップルの動きが止まったような気がします。 個人的には時間が止まってというよりは引き伸ばされて、もっとつづけばいいな、と感じました。 「創造によっていかに死を乗り越えられるかという話」は是非もっとききたいと思いました。

    • shibuya / Mon Jul 28 15:21:03 2008

      ありがとうございます。 当初は演奏はやる予定なかったんだけど、急遽一週間前くらいにやることになって、結果的によかったと思います。 ピアノはしばらく中心になりそうです。

    • tetsushi / Tue Jul 29 11:28:46 2008

      ピアノの演奏には聴き入りました。 不思議と、以前浜離宮ホールで高橋悠治さんがアンコールにグノシェンヌの5番を演奏されて感動したことを思い出しました。

      お話や演奏、作品を拝聴したりすることしかできないのですが、 またぜひ渋谷さんの参加されるイベントに行きたいと思っています。 僕は元気が出ました。ありがとうございました。

    • 勿抂儖歃政 / Wed Jul 30 01:48:31 2008

      マリアの大好きだったブルームーンに遊びに来てください。

    • shibuya / Thu Jul 31 08:31:02 2008

      >tetsushi よかったです。 ピアノは以前とは全然違う感じで弾いてますね。 不思議な感覚です。 またいらしてください。とりあえずこの前のの放送はあると思うのと、8/29に全然違うの、9/11にピアノソロがあります。

      >ブルームーンスタッフ 今週末に行くかもしれないです。 mariaのビーサンもってきますね。

    2008-07-25

    明日7.26のイベント追加upです。
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    高谷史郎×渋谷慶一郎によるコラボレーション
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    radio intoxicate : 7/26の放送は渋谷慶一郎さんがゲスト
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    演奏もだけど面白い話になると思います。では会場で。

      2008-07-24

      9.11のコンサートの会場下見。さやか、エバラ君、逢坂君と。
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      非常に良い場所だった。まだほとんど知られていない。が、音響設計は徹底的にこだわり抜かれている。詳細は後日に。
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      終了後、エバラ君、逢坂君と渋谷のうな鐵へ。ここの鰻は他よりも美味しい。僕は基本的に食欲がないので美味しいもの以外食べられないという困ったことになっている。朝ご飯は0.25合の卵御飯しか食べられない。
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      その後、逢坂君の家へ行きプロジェクターの騒音チェックなどしてからエバラ君とBUCHIに行き佐藤の黒を飲み、中目黒のなんだか分からないウエスタン調のロックとか好きそうな人が集まりそうなBarに流れて撃沈した。神経が本当に疲れているから最近途中で途切れることが多い。ご迷惑かけました>エバラ君

        2008-07-23

        かなり不調な日。生き急いでいる感じがする。それは意識的なんだけど息が苦しい。
        __ 
        シゲがmariaが死んだことを気づいたっぽい。ずっと彼女の部屋にいる。
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        「談」誌の対談構成が終わる。長かった。インコミの佐々木さんとやった対談よりも長いかも、というか分量多かったから大変だった。僕がやっていることに興味ある人は面白いと思うので読んでみてください。

        • 常陸宮 / Fri Sep 12 07:38:59 2008

          for mariaお疲れさまでした。 行ったひとのコメントで溢れそうなので、ひっそりとこちらで。。

          「談」読みました。エッジであることを追い、新しい音楽への衝動を維持していく、強い気概が感じられました。辛いときも、一つの型に収斂せず、発散する強度をもつ音楽が生まれるとき、次の世界、次の表現が開けると思います。010には、そういう多様な音楽の姿を感じました。for maria を経ての、今日のPIの演奏を楽しみにしています。

        2008-07-22

        filmachineの本ができた。
        __
        ベルリンのdiaphanesという哲学、アート系の出版社からもうすぐ発売される。
        __
        日本でも極少数だけど販売されると思うのでお楽しみに。
        __
        写真もテクストも非常に充実してます。

          2008-07-21

          代官山のlift etageでcarol christian poellの近作をまとめて見た。こういうクリエーターがいることは救いだ。
          __
          朝の5時から夜中まで一人でアトリエで日本から取り寄せた生地の加工から縫製、裁断までやっていて常にチャレンジしている。なのでトレンドとは関係ないし常に新しい。
          __
          しかも新奇なだけではなくパターンの基礎からテーラーリングまで全て熟知しているので作りとして全く無理がない、が、例えば裏地には木工用のテープが駆使されていたりもする。
          __
          歴史、というと大げさだが技術も新しいチャレンジも等価に扱える音楽家がどれだけいるかというと疑問だ。音楽だけではなくあらゆるジャンルでそういう人は少ない。けど、それだけがある種の豊穣な挑戦の持続を可能にしているのも事実だ。
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          あと僕は初めて見たんだけどGUSTAVO LINS(グスタボ・リン)という在パリのブラジル人のデザイナーは本当にすごい。ここ数年で一番驚いたかもしれない。
          __
          ヴィトンやガリアーノのテクニカルサポートをやっている人で、なんとパターンを引くときに平面に描くのではなく、自ら人体の石膏を作ってそこに布を当てていくことで作っていくらしい。
          __
          服は三次元立体物にも関わらず、利便性から平面のグラフィック的発想、つまりペンで紙に書くという二次元的手法で作られてきた。でも、彼の場合は人体の石膏を使うことで最初から三次元で構造が作られている。なので堅い素材のジャケットも着ると驚くほど軽く柔らかい。
          __
          しかもLANVINのように柔らかそうな素材で軽いというのではなく、明らかに見た目とのギャップがあって、かなり好みだった。
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          三次元とか二次元とかいうのは概念の問題ではなく三次元になると直面する困難というのはある。音でもそうだ。
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          filmachineを作っているときも思ったんだけど、音楽として面白いということとは別に体感や知覚の部分で例えば「音、縦に動いているよね?」というのが美学の問題ではなく実現できているかということは素人にも分かってしまうわけで、要するにクリアしてる/していない問題が発生する。
          __
          GUSTAVO LINSの場合も平面的に服を見たときにカッコイイかどうかでデザインを考えるのではなく着心地やフォルムの問題をそこをクリアすべきこととして設定しているが故に石膏を使うということなのだが
          __
          さらにすごいのは全ての服がリバーシブルとして作られていて、しかも裏返すと全く別のものになる。ちょっと狂っているというか凄すぎる。それでいてフォルムも素材も素晴らしく美しい。

            2008-07-20

            ダメだ、全然回復してない。急ぐなというのは分かるんだけどちょっとしんどい。振幅が激しすぎてちょっと怖い。致命的なのは一人で何かを食べると吐きそうなくらい不味い。あと分裂気質が進行している気が。
            __
            そいえばこの前ラジオの収録行ってきました。以前も出たradio intoxicateで、ネットで聴けるのでぜひ。7/26当日の朝11時からで、30分くらいダラダラ喋ったり今後の予定とか、最近聴いてるものかけてます。のけぞると思うけど。
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            あとfilmachineの本がもうすぐベルリンで出版されます。全部英語だけど日本でも限定発売するはず。
            __
            あとはもうすぐハニカムでATAK Tの特集がupされます。僕はスケザネさんと対談したりしてます。
            __
            なんかmariaがいるような気がして彼女が好きそうな音楽をかけることが多い。
            __
            ということは抜きにしてもCSSの新譜はなかなかよかった。1つ前のアルバムも好きなんだけどかわいい。あと、なぜかかけてるとインタビュー校正がはかどる。デスチャベストはビヨンセが一人勝ちでした。
            __
            シゲがしょっちゅうmariaの部屋に行くのが不思議だ。

              2008-07-19

              7.26 (sat)のLIFEを巡るトークイベントについて追記です。
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              僕のピアノと高谷さんの映像によるコラボレーションというのをやることになりました。
              __
              高谷さんとやるのはもちろん初めてで、お互いに完全な即興というのではなく予め僕が弾く曲を決めていて、それに対して高谷さんが映像を出すというかたちになりそうです。
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              僕が弾く曲というのは、ある映像に対して即興的にピアノで音をつけたものを採譜して少し直したものなので、あらかじめfixがないとも言えるから映像に対して少し変化する可能性もある。という意味では即興性も自然な意味で発生するようになっている。
              __
              会場の文化放送のホール(ちなみに浜松町の駅から1分です)にはスタンウェイがあったんですね。
              __
              僕は演奏が最近すごく変わってきた、というか演奏しているときに今までに感じたことのないものを感じていることが多いから良い機会だと思って快諾させて頂きました。
              __
              というわけで前売りおすすめします。
              __
              詳細はここにあります

                2008-07-18

                mariaが死んでから一ヶ月が経った。
                __
                今日は19時過ぎからオペラシティギャラリーの展覧会のオープニングに行ってそこで、ダムタイプの高谷さんとICCの畠中さんと、7.26にやるトークイベントの打ち合わせをした。
                __
                僕はもともと時間がないというか間に合わないという気持ちが強い人間だけど、mariaをなくしたことによってそれは微妙に違うかたちで強まっている。
                __
                ピアノの作品だって彼女に聴かせてあげられなかった。他にも間に合わなかったことはたくさんある。だから自分が関わることは出来る限り面白く、その時間が共有するに足るものでありたいと思っている。そうじゃないとやる意味がないからだ。
                __
                今回のトークイベントにもそれは反映されると思うし、それはCDもコンサートも全て同じだ。僕は偶然のように生き急ぐしかないと思っている。
                __
                会場ではYCAMの阿部さんやICCの四方さん他、たくさんの人に会い話してから近くの居酒屋に行って新潮編集長の矢野さんと作家の平野啓一郎さんと会食。
                __
                平野さんは歳も近く、名前に至ってはサウンド的には同一で、池田亮司さんのコンサートで矢野さんに紹介してもらってからいつか飲みましょうという話になっていた。というか彼が僕のCDを持っていたりこの日記を読んでいたとことが驚きで、興味の指向性が近いこともあって非常に楽しかったし刺激になった。
                __
                話したことは面白すぎてかけない、というか犠牲者が出るので書けないことばかりで、二軒目に新宿の猫目という文壇バーに行き、ここのママは彼女が18,9歳の頃に知ってたんだけど、僕が入ってきたときはすごく驚かれた。
                __
                結局朝の6時まで飲んで(平野さんは途中リタイア)帰宅。
                __
                あれから一ヶ月経って自分が生きているのが不思議な気がする。
                __
                毎日、人に会って話したり飲んだりして色々なことがあるのに時間が止まっているというか凍っているような感じもある。自分の家のベランダから見える風景がすごく変わった。
                __
                これは何度も書いたり話したことだけど、彼女を失ったことは突然ある抗し難い何かから音楽を取り上げられて、今日からきみは音楽を作っちゃいけないということになったのと同じくらい辛いことで、自分が死に向かっているんじゃないかと思った瞬間もたくさんある。というかお別れ会が無事に終わったら自分も死ぬんだろうなと思っていたりもした。
                __
                でも僕は生きたいし、そのためにはどんな方策もとろうと思っている。それは自分が生きていることをいかに面白くするかということだ。まったく自信はないし、しょっちゅう転びそうになるけどやるしかない。
                __
                日々色んなことが変化していて、それはまた書くけど悲しみの量だけが変わらない。

                  2008-07-17

                  今日はカメラマンの盟友・中野敬久とet-sonaで飲んだ。
                  __
                  中野はデザイナーのスズキタカユキと昔から協力していて色々やっていて、mariaはスズキ君の後染めのタンクトップを持っていたから、それをあげた。なんか返すみたいだけどさとか言いながら渡した。
                  __
                  こうやって男の友達と二人で飲むというのもmariaがいたらほぼなかったことだろうなと思う。というか最近多いけど僕の人生の中で珍しいことな気がする。
                  __
                  4時間くらい色々話したんだけど印象的だったのは、中野がmariaを美しいと思ったから例外的に何度も撮影したこと、その美しい存在がなくなることが悔しくて涙も出なかったと言っていたことで、僕は実際だらしなく毎日泣いたりしてるけど気持ちは分かる。
                  __
                  最初に付き合った頃の彼女は最近ほど仕事も忙しくなくて、ファッションにも興味なかったからいつも白いジャージの上下かチェンジリングのデニムにもらいもののTシャツを着てて、ちょっともさかったんだけど、最初に「これ仕事でやったんだけど」と見せてもらったハイファッションよりの撮影の写真がとんでもなく美しくて僕はそれを見たときにすごく尊敬の気持ちがわいた。この子はこれ一本で勝負してるんだ、ということが分かったというか。なんか変な例えだけどPan sonicのハンドメイドのシンセみたいな感じだ。
                  __
                  あと中野が昔、mariaにカラスみたいな衣装をつけさせて人間になって、最後にカラスに戻って飛んでいくというストーリーで撮影したことがあって、なんかカラスに本当になっちゃった気がするとか言っていた。

                    2008-07-16

                    うーん、だめだ全然回復してないや。難しい。
                    気持ちが途切れるし混乱しちゃう。海でも行きたい。

                    9.11にコンサートをやりたいと思っている。

                      2008-07-15

                      いまの僕はすごくたくさんの人たちに助けられている。感謝している。それに応えたいと思う。それはすごく難しいし少しづつになってしまうかもしれないけど。
                      __
                      60sound artists protest the warはATAKを初めて1年くらいたった頃の転機になったコンピレーションだった。
                      __
                      53曲目のmariaの曲はisltというタイトルで、最初に聴いたときに僕には作れないタイプの音楽だと思って、isltってなに?と聞いたらisolateの略だと言っていた。
                      __
                      protestのアルバムでisolateというのはすごく彼女らしいなと思った記憶がある。
                      __
                      ATAK007の最後のほうにもmariaのループと悠治さんの音が重なる曲があって、これを編集しているときにゴダールのアワーミュージックのようだねと言っていた。
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                      僕たちはこの映画が大好きで二回映画館に見に行って、困難と楽園、複雑さと天上的なものが絡み合いながら風通しを失わない奇跡のような時間の連鎖に感動してDVDまで買った。
                      __
                      確かにこの曲はそんな感じがするんだけど、今聴くと僕は泣いてしまうので何曲目かは自分で確認してほしい。
                      __
                      norbertたちと即興で作ったsignal to noise vol.1にもそんなmariaの音が密かにたくさん入っている。これはほとんど日本には流通していないけどオンサンデーズにあると思うから興味がある人は聴いてみてほしい。
                      __
                      僕は本当はアルバムを1枚作ってほしかった。それをさせてあげられなかったことはすごく後悔している。
                      __
                      横でこんだけやってる人がいたら自分はやらなくてもいいなって思っちゃうよとか言ってたけど、僕は自分からは絶対に出てこない彼女の音が好きだった。
                      __
                      「この人は天才だから。こんだけ繊細だったらわたしだったら1日ももたないよ。なんか問題もたくさんあるけどそれはすごいと思うよ」
                      __
                      と目の前で友達に言われて、それ誉めてんのかどうか分からないなと思ったんだけど、あれはどういう意味だったんだろう。
                      __
                      今でもよく分からないことがあるのはもう聞けないから本当に困る。

                        2008-07-12

                        爆発のバリエーション
                        世界のミニチュアール
                        決して触れないもの
                        透明な棺とホログラフィー
                        複層的、自律的な連続としての音響
                        奇跡の連続として

                          2008-07-11

                          自分の感情の振幅についていけない。
                          こんなに感情というものがあったということが驚きだ。
                          僕はそれに付き合うことに慣れていない。
                          こんなに深く何度も波のように襲ってくる絶望があるとは。

                          早く音楽が作りたい。新しいかたちは見えているのに。前方30m、斜め上くらいに。

                            2008-07-09

                            告知です。来てください。
                            __
                            08.07.26(Sat) 17:00

                            第1回intoxicate レクチャー・イベント「エコール」
                            intoxicate/UNIque the RADIO presents 「Ecole」Collaborate with SHARE300/Morphing

                            intoxicate/UNIQue the RADIO主催 映像作品「LIFE -- fluid, invisible, inaudible…」上映
                            高谷史郎によるトークショー
                            スペシャルゲスト:渋谷慶一郎(音楽家)
                            司会:畠中実(ICC学芸員)

                            入場料
                            学生:\1,000(前売り/当日)
                            一般:\1,500(前売り)/\1,800(当日)

                            チケット販売:http://www.share300.com

                            会場:文化放送メディアプラスホール
                               (JR浜松町駅北口 都営大江戸線、都営浅草線大門駅 東京モノレール浜松町駅)

                            主催:タワーレコード株式会社 / 株式会社文化放送 / 株式会社クルーソー / 株式会社モーフィング

                            協力:commmons

                            intoxicate:http://blog.intoxicate.jp

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                            最近グールドの最後のライブ録音、ザルツブルグリサイタルをまた聴いている。なんか以前と違って聴こえるけどどっちも好きだ。
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                            時間というものはなくて全てが偶然の奇跡の連続だということがわかる。

                              2008-07-05

                              どうしても声がでない日が続いている。声がでないというか吐き出せないという感じか。
                              たくさんの友達に会って色々なことを話している、音楽のことや次の作品、その周りのことを話したりしているときは少し忘れられるというか救われるけど、やはり喪失と孤独が支配している日常に戻ると、それは後頭部からぐわっと広がって動けなくする。
                              悠治さんには三軒茶屋のタイ料理屋と味とめというとんでもなく美味しい居酒屋で一度は偶然に二回目は約束をして会って話した。茂木さんともすごく久しぶりに会った。イーストワークスの高見さんに面白い提案を頂いたり、池上さんやエバラ君、阿部さんとは次の作品の構想を話している。ステファンとはskypeで夜中によく話している。ベルリンで出版するfilmachine bookについてなど。僕は元々分裂症だけど、今はそれが極まっているというか、危険な状態が自分でもよくわかる、それを見ている自分もいるような感じだから静かな気分をキープしている。自分からことを起こすのが難しいから誘ってもらうのは非常に嬉しい、というわけで7/26にダムタイプの高谷さん、ICCの畠中実さんと公開トークがあります。詳細は今度に。あとハニマグっていう雑誌に出ている。一つは自宅でorgon systemいじりながら消耗品の音楽はいらないと言っている記事、もう一つはexonemoとの対談で、モントリオールのライブの写真が素晴らしい。あと、エクスポのオウテカとの対談も発売になったからぜひ。これはmariaも参加している、というか乱入している。なんかすごく昔のような気がする。天使にタイミリミットがあるならリミットをいつも欲しているのは僕のほうのはずだったんだけど。

                              • オノ セイゲン / Sat Jul 5 15:39:44 2008

                                渋谷くん こんなに突然お亡くなりになったことを聞き、mariaさんのご冥福を心より祈り、ご家族ご友人のみなさまに心からお悔やみ申し上げます。mariaさんには「Maria and Maria」を気に入ってもらったり、サプライズの君の誕生日会に誘ってもらったり、いつかまた君といっしょにどこかで会えると思っていたので、本当に残念です。何年か前だけど、君に初めてぼくのクインテットに入ってもらったDRAGONFISH LIVE」今になり発売したところです。また秋頃にでもライブやりたいんだけど、よかったらピアノ(プリペアドってライブでもできるの?)で入ってくれないかな。

                              • shibuya / Sun Jul 6 17:51:13 2008

                                僕も残念です。 最近ピアノは少しづつ弾く機会が増えているのに聴かせてあげられなかった。 プリペアードはライブでもいけるのでぜひやりましょう。

                              • ぴらみ / Mon Jul 7 20:06:17 2008

                                渋谷くん。 渋谷の街を歩いていて、もうばったりmariaに会ったりしない街なんだとおもったら、まったく魅力のない街に思えて色あせてみえた。

                                でも、私が感じたその1000億倍の痛みを君を感じてるんだろう。

                                ほんとに素敵なこだったね。 悲しすぎてお葬式いけなかったよ。

                                受け止めて日々おくっている君がえらい!天使を失った渋谷くんへ。どうか、素敵なピアノを弾いてください。 1ファンとして。

                              • shibuya / Tue Jul 8 05:18:04 2008

                                僕も引っ越そうかと思ったけど、mariaにアンタ逃げる気?って言われてるような気がしてやめた。 なんか上から試されてる気がすごくするし、それは乗り越えないといけないと分かっているんだけど辛すぎる。 確率は五分だと思っている。 9.11にピアノソロをやろうかと思いついたりもしたけどまだ何も決めていない。天使は失ってない、本当の姿に戻っちゃっただけなんだと思いたいけどさ。どーにもならないね。

                              • ぴらみ / Wed Jul 9 01:28:22 2008

                                ねえ、引っ越そうと思ったなら、引っ越したほうがいいよ! 私が知ってるmariaは、君を試したりしないよ。 究極、最後まで愛してたんだよ。渋谷くんのことを。

                                天使に戻っちゃったんだけど、 「アンタ逃げる気?」っていいそうだけど、そういったって、本当にそう思ってるわけじゃないんだよ。

                                そこまでを受け止めないと。頭がよい渋谷くんならわかるでしょ。

                                なんかうまく言えないけど、切り込みたくなったので、無鉄砲に書きました。

                              • ぴらみ / Wed Jul 9 02:29:48 2008

                                なんか変なコメントしちゃってすまないけど、下北沢にいい後頭部のマッサージやをみつけて、頭が痛いの治るから、いって、やわらかく揉んでもらったりしない? 

                                まともに考えたり受け止めたりって、すごくパワーいるじゃん。そんじょそこらの坊さんよりも、とても強い精神力をもってるだろうけど、 でも、ご飯たべなかったりすると、よくないほうにいくから、バナナとか食べたり、そのマッサージやとかいきたかったら、いつかの曲提供のお礼に接待するんで言ってくださいね。 

                                こんなコメントでごめんなさい。 

                              • shibuya / Thu Jul 10 12:02:35 2008

                                僕は全然頭よくないよ。 ただ、これは乗り越えるというか飲み込まないといけないという気はしている。 昔、付き合ってもいない頃にさ何かの話してて「なんでそう思うの?」って聞かれて「好きだから」って言ったら笑いながら全速力で走って逃げ出したことがあったんだけど最近なんかそのときを思い出す。 マッサージは行きたくなったら連絡するよ。ありがと。

                              2008-07-01

                              ひさしぶりです。

                              mariaのお別れ会をやって様々な手続きをして、それは今も続いているけど不思議なのはあまり眠らなくても何をやっても疲れないということで、身体が半分くらいになったような感覚が続いている。
                              忙しく追われているときは気づかなかったけど、最近はある種の虚無というか空虚がやってきて、僕は全然立ち直ったりしていないことに気づく。
                              悲しみと喪失という未体験の感情、波はすごく少しづつ僕を囲むようになっていて身動きがとれない。

                              天使のようだった、というのはありふれた表現だけど僕にとって彼女は本当にそうだった。時間が抜け落ちていく、時間ごとどこかに運ばれるような感じ。
                              きみがどうしてもどこかにいるような気がしている。すごく近く感じているのになんでこんなに悲しいのか分からない。