2006年の予定、ちょこっとinfoページにupしました。
今日は新宿で肩詰めしたコートを受け取るというmariaに付き合って一緒にブラブラ。タワレコでケージのcredo in usが入っているwergoのCDを買うもハズレ。そもそもケージのCDはハズレが多い。ケージ自身が録音したものをまったく聴かないということが大きいのかもしれない。後、ずっとマフラーが欲しいなと思っていて、というのも僕が唯一もっているのがATAK始めた頃に109の上の雑貨屋で300円で買ったもので(笑)いい加減毛玉だらけで巻いているといけない布を首に巻いている人みたいな感じだから止めたほうがいいとか言われてたんだけど、今日偶然バーニーズのセールでドルガバの非常に気に入ったのを見つけたので買ってもらいました(笑・その後僕も買い与えることになると思う)。ラベルデでパスタとピザを食べて帰宅。横にいたゲイのカップルがいい感じだなと初々しくてと思っていたんだけど、どうも生ハムを二人で食べているのを見て僕が勘違いしただけのようで、なぜ生ハムのシェアにそういう効果があるのかが分からない。です。
ATAK忘年会@sign代官山の日。
僕は1時間程早く行って打ち合わせを1件。これも面白い企画で多分近日発表できると思います。
忘年会は大盛況でたくさんの人と会えて嬉しかった。ICCで見て参加してくれた初見の人たちもいたりして、たくさん人の輪が。できてました。マークリボーに似ているという評判の池上さんのDJデビューもめでたく済んで、畠中さんもヒジョーにシブイ選曲でよかった。というか畠中さんからヴィーナス・フライ・トラップのスイッチはここ以外ではあり得ないな笑。しかし人種の坩堝感は相当で色んな種類の人がいる。色んな種類の人がい過ぎてカフェというのは本来非常にコンサバな場所なのでスタッフは戸惑っているのかもしれない、知らないけど笑
で、当然のように二次会に行くことになり、かなり大勢で中目黒の大樽2Fで飲み食い、さらに三次会も中目黒のよく分からない居酒屋に入って(っていうか夜早すぎです、中目黒)飲みました。しかしこの時点で26時半くらいなのに全然テンション落ちず、最後はなんとカラオケまで(笑・えーとここ省略します)。
結局朝6時過ぎに帰宅。
夕方からエバラ君とATAKのインスタレーション"drill"が恒久設置されている代官山のsuperstarsへ。
http://superstars.jp/
恒久設置、というか作品の中に美容室がある、という感じなんだけど久しぶりにここの音をリニューアルしたいなと思って最近作ったものなど持ってエバラ君と作業してきました(エバラ君おつかれさまでした)。年明けからまたすぐ忙しくなりそうだし丁度いいタイミングだと思って。今回は次のアルバムに入れるために僕が作っている断片を足したり元の音の再生方法を変えたり、全体的に静かにレイヤーが変化するというかリズム的なアプローチは減らした。かなりよくなったと思う。他の部屋もチェックしたので万全なはずです。メインのカットルームは大分印象変わってるはずなので、えーと常連のみなさま次行ったとき楽しみにしててください。
で、久しぶりに書く気がする狂人の話なのですがsuperstarsの音のリニューアルを終えて恵比寿から渋谷に山手線に乗るとすごい混雑でなんとか乗ったらあきらかにイケない雰囲気の、というか厳密に言うとせっぱつまったやや劇団なヤバさがムンムンしてるオヤジがポテチを食いながらブツブツ言っていて、それが段々エスカレートして怒鳴ったりしている。黒沢年男みたいな感じでもある。
で、その勢いは無限音階みたいに上昇し続けて何か叫びながら隣の若者の胸とかドンッとかかなりの強さで叩いたりその隣の人も小突いたりしてるんだけど、なぜかみんな耐えていてこれは不思議だなーと思いつつ僕はもしこっちに被害が来たらそれなりの対応、具体的には喉を(略)と思っていたのでリュックを左手に持って待ったんだけどなぜかこっちには来ない。 ただ僕が瞠目したのは叫んでいることの内容で
「小泉から金もらってるのにこの野郎〜〜〜〜」
とかいうスタンダートなことはともかくとして、段々具体的に韓国から見た日本批判の断片みたいなのが溢れてきたなと思ったらいきなりffで
「誰か教えてやれよテムジン料理!」
とかゲタンがどうのとか相当面白い断片を叫びながら、また回りの人間に突っかかっていて、降りる頃にやっと目の前の小突かれていた青年が「うるせーよオッサン」とか言い出したらそれには反応せずに唾を吐いたりしながら回りをどんどん突いたり押したりしながら降りて行ったので僕は無性に腹が立って(略・笑)。(数秒経過)その後に僕のすぐ横を通り過ぎて「このヤロー」とか言いながら電車に戻って行きました。
しかしその前に恵比寿の天下一品で一人でラーメンを食べていたら横の人がコントみたいに天下一品ラーメン(こってりのほう)をどんぶりに吹いてメガネを落とすという得難いものを見たりしたから変な日だった。師走ということか。
先日の日記で掲載情報書いたFADERとimprovised music from japanが両誌とも届きました。佐々木さん、鈴木さんありがとうございます。
で、FADERなのですが僕はインタビューと書きましたが佐々木さんによる000論+それ以降のようになっていました。これは想像するに2つ理由があってインタビューが行われたのが000発売直後なので時間が経過していることと、確か僕の記憶では載せられないようなことを(煽られた気もするんだけど笑)大分(というか凄い勢いで)話してしまって、それが話の根幹にも関わっていてこれは掲載できないだろうと判断されたという気がします。
とはいえ、000とその後の第三項音楽の連関において、000で僕が他の音(サインウェーブも含む)と同様に自分で弾いたピアノの断片を「動く音」として同等にあるいは対置的に使っていることを指摘していたのはさすがだと思いました。
要するにあの時点で点描的に「動かない音を置くこと」から逸脱しようとする意識は既にあって、それと構成主義的な側面のせめぎ合いのようなものがアルバムの特殊性だと思うのですが、そうした指摘はあまり読んだことがなかったので嬉しかった。そこから運動性(佐々木さんの言葉では自然となっていますが)に向うのは池上さんと一緒にやることになったという偶然以外は非常に必然的だったと思います。
個人的には刀根さんと悠治さんのインタビューが非常に面白くて、特に刀根さんのある程度まとまった量のインタビューというのは読んだことがないのでフンフン言いながら読みました。あーあと表紙のシュトックハウゼンのシャツが僕が持っているTROVATAのに似ててイイ感じでした。
昼間、ICCでDescription Instabilityの解体、回収。の日。
これで全部終わった。今年の後半は本当にすごい速さで過ぎたけど楽しかったな。持ってきたT3で何枚か撮影したりして引っ越し業者にテイラーを渡して終了。しかしICCは何とも言えない寂寥感があって微妙な気持ちになった。来年の動向を見守りたいと思う。
撤収終了後、駒場に行って池上研の忘年会にお邪魔する。酒を飲んで鍋など食べる。色んな学生や研究者がいて色々話す。元チーマーの中島の話を聞いたり。24:30くらいに歩いて帰宅。
Description Instability 記述不安定性@ICC最終日。
なので17時頃ICCに行ってずっと作品を眺めてみた。反省や改良点もあったけど今回のバージョンはこれだということだと思う。機会を与えてくれて全面的な協力をしてくれたICCの畠中さんには感謝したい。
途中から池上さん、本條君、逢坂君も合流。オフィシャルの作品撮影の前にテイラーの水を替えたり談笑したり。終了後、ICCの近くにある、えびすという居酒屋でmaria、本條君と食事。来年の話など。来年も忙しくなりそう。ポイントは2,3,8,9,12月か。←ほとんどじゃないか。
クリスマスどうする?とかいう会話は年々減ってきてこれは良い傾向だなと思うのですが、とはいえ街はすごい人でタクシーも捕まらない。
家の母親は僕は何をやっているのか、ということをこと音楽以外のことに関して微妙に分かってないフシがあって、しかしあまり心配させるのも良くないので(笑)明日で終わるICCのインスタレーションに案内してみました。ホントはmariaも一緒に行く予定だったんだけど今日バイク便で人に返さないといけない服をクリーニング屋が「ありゃー明日になっちゃったのよ〜」とかユルイこと言い出したの至急届けさせてそれを待つ、ということにハマっていて、とはいえ閉館は18時なので僕が連れて行くことに。
で、まあ関心したり不思議に思ったりしてたみたいなんですが、mariaも用事が終わったので飯でも食おうということになってクリスマスディナーというのは冷凍食品のようにマズイことが多いので109の上の一ネタ109円の鮨屋に3人で行くという見事にクリスマスらしくない展開で僕は全然良かったんだけど笑ったのは、鮨屋の工夫というか季節感で。
いきなり赤ん坊よりでかいマグロの解体ショーが目の前で始まって、それは結構残忍で(まぐろがデカかったからだと思う。ちょっと内山とかに近いものがあった)ピクッピクッとかしてるのを見てたらベルをカランカランとか狂ったように鳴らす係がいて僕はオオッこんな連携かとアホのように眺めてたらその切ったマグロの赤身をツリー型に切った緑のシソの葉の上に盛りつけるというなんだかよく分からないことをすごく丁寧にやっていて、えーと日本の冬,という言葉は無いな日本の夏よりいい季節なのに。とか思いながら熱燗飲みました。
複雑系研究者の池上高志さんとイエローのCHAOSに行く。という面白い試みをした日でした。
まず、夜にVenus fly trapp嬢がトーク&ライブをやってる渋谷のapple storeに遊びに行ったら何故か池上さんがいて、リョウマも。僕とmariaは買い物(と言っても何も買ってない)の帰りだったんだけど当然のようにvenusも一緒に食事することに。僕はタワーレコードの並びの学生がワイワイ騒いでる飲食ビルで食事をするというのに一種の憧れに近いものを持っていたので場所はそこを提案。行ってみると運良く10名以上の席が空いていてマッコリで乾杯。食事。各国料理ナントカの台所とかいうとこだったけどヒジョーに安かった。
で、その後なぜかみんなで(帰った人もいたけど)ジョナサンでお茶(僕はあんみつ)してから(あ、SOMAに入れなかったんだ)、タクシー分乗でイエローに。現地でマイちゃんやノンちゃん、キムケン、澤井君、ACO、TOGAの古田さんなどなど友達多数。若い男の子に渋谷さんすかICC行きました!すごかったすねと言われる。澤井君とACOとマイちゃんでSM話で盛り上がる。結局朝方までいてかおたんラーメンに寄って帰る、という昔遊んでたときみたいな行動を多人数で踏襲しててなかなか愉快でした。
昼間、久しぶりの鍼に行きその後ICCヘ。プログラムや映像を見直す。映像は余計な部分がいくつかあったのでそれらを削除したり、テープ&マシンプログラムから生成され続ける音の質感を変えたり。全体としてよくなったと思う。しかし、鍼をやると眠くなるので途中、ICCの床で10分くらい熟睡してしまった。途中、地下のトンカツさぼてんで食事。24時頃終了するも終電はなくなってたので少し歩いてからタクシーで帰宅。
で、ですね。12/29(木)19:00〜23:00でATAKの忘年会やります。場所はいつものsign代官山(代官山駅ビル1Fす)。エントランスフリーでどなたでも参加可能なのでぜひぜひお越しください。ちなみに面識の無い方は直接「忘年会に来ました」と話しかけて。ください。DJは僕、maria、lee君、さやかのATAK勢の他にICCで非常にお世話になったキュレーターの畠中実さん、えーと今年の後半から非常にたくさん一緒に色々やった池上高志さん(初DJです)、夜遊びで非常に良く会う(笑)venus fly trapp嬢などなどで他にも飛び入りアリかもしれない。有機的な年の瀬を。過ごしましょう。
詳細は以下。
05.12.29(Thu) 19:00〜23:00
ATAK-bo-nen-kai
@sign代官山(03.3780.9570)
http://happy.woman.excite.co.jp/garbo/040712/useful3.html
dj
minoru hatanaka(ICC)
takashi ikegami
sayaka umezawa(ATAK,notos)
venus fly trapp
myeong-hee-lee(ATAK,matt)
maria(ATAK)
keiichiro shibuya(ATAK)
and more.
fee
free!
- non / Wed Dec 28 13:33:58 2005
いいね。「忘年会にきました」。か。
- shibuya / Wed Dec 28 14:35:51 2005
「忘年会に。。。来ちゃった★」とか。
あまりの疲れの抜けなさに岩盤浴というのに行ってしまいました。
熱い岩に寝るやつですね、最近話題の。えーと非常に気持ちいいし汗一杯出るんだけど、私見ではやはり動いてかいた汗のほうが身体はすっきりするなーという感じで改めてヨガ復帰を誓った次第です。しかし男性コーナーは僕一人でよかった。結構隣りが近いからオッサンがびっしり埋まってたりしたら辛かっただろうなあ。ちなみに一緒に行ったmariaによると女性のほうは数名いたようです。相当暖まります。内蔵が特に。
あと全く関係ないのですが今月中に美容室superstarsに設置してあるインスタレーション"drill"の音をリニューアルする予定です。一段落中で絶好のタイミングなので。
で、これも全く関係ないのですがオーディオインターフェースもリニューアル計画中。
掲載情報を。
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最近発売された佐々木敦さんの「テクノ/ロジカル/音楽論」という本で僕、及びATAK002について書かれています。あとATAK001発売時のインタビュー(これすさまじいものなんですが。全文は笑)の断片も引用されてたりします。し、しかも結びの文章ではクセナキスとグレン・グールドという好きな人に挟まれて帯にも名前が、という僭越を抜きにして面白い本だと思います。それは3つ理由があって
1)電子音楽及び電子音響に関して現在の視点で書かれた本がほとんどない。
2)戦後の音楽について書かれた本で一般的に知られていないであろうことがたくさん書いてある。少なくとも僕は知らないことがたくさんある。
3)また、音楽の全体構造に主眼がないので情報が多岐に渡ることが可能である。
というわけで全体通じてフォーカスが明確なのでグイグイ読めました。
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発売中のMac Power誌の「トップクリエーター50人が語る2006年のトレンド」というアンケートインタビューに答えました。何書いたか忘れてたので掲載誌が届いて読んだときはゲラゲラ笑いました。
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発売されたimprovised music from japan誌でATAK000とATAK006のレビューが載っているらしい。です(僕は未読)。鈴木さん、ありがとうございました。
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28日発売のFADER11号にATAK000発売時の僕のインタビューが載っています。載っていると思います(もちろん未読)。これは悠治さんや刀根さん、シュトックハウゼンら"電子音楽の賢人"のインタビューも載っているらしくて楽しみ(僕も末席に加えて頂いてます)。
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発売中のグラマラス誌にATAK-Tが載っています(笑)。
- ayana / Tue Dec 27 20:30:32 2005
>発売中のグラマラス誌にATAK-Tが載っています(笑)。
えー!うそ!!!
- ayana / Tue Dec 27 23:40:19 2005
おもわず本屋へチェックしに行ってしまいました。 mariaさんのページでよかった。(トテモスキナカッコウデス) いや、むしろ残念だった?
- shibuya / Wed Dec 28 01:33:37 2005
>ayana そうそうmariaのお気に入りアイテムということで(笑 それ以外は想像つかないにゃあ
昼間起きると身体が痛い。背中に病気か、っていうくらいの痛みがある。
と言いつつトラフィックにほぼ二ヶ月ぶりくらい(か?)に髪を切りに行き、帰りにぶらぶらする。こんな時間は本当に久しぶり。
買ったものは以下。
D.R. ホフスタッター:マインズ・アイ(上)(ずっと読みたかったから)
xenakisなど参加のUPICの成果をまとめたCD:CCMIX(meta syanthのような曲が多い笑。これについては今度)
マドンナの新譜(笑・時代の先端技術系なので音はいい。ので一応。tr2はpop。とはいえ曲繋がってるしコンプすごいし家では聴けないなあ笑)
ATAK@ICC二日目。第三項音楽コンサート。の日。
発表する5つの音楽はいずれも全くの新作で、この場合の新作は音の一つに至るまで、つまり以前作った音は1音も使わず、第三項音楽のプロジェクトが始まった今年の夏から作った音のみで構成した、という意味です。プログラムは数えきれないくらい出来てはブラッシュアップというプロセスを繰り返して、そのいくつかは池上さんのレクチャーでも具体的に説明されることになっている。
始まりと終わりというものがあるとすれば第三項音楽にとって始まりであるこのコンサートはICCの最後のイベントになるかもしれない、という前提に始まったものでした。幸いなことにそれは免れた(らしい)とはいえ、展覧会のテーマも含めてある種の句読点を巡る空気は偏在していて、それは僕にとっても同様でした。
サインウェーブルネッサンスは電子音楽の歴史をドライヴさせた。と佐々木敦さんはATAK000に寄せたテキストで書いています。そしてそのドライヴは2005年現在、洗練に向っていて、実際僕も000を作った後にその続編を構想したときに洗練というベクトルは当然のように現れてしばらくその方向で作業を続けていました。
しかし当然のことながら音楽にとって洗練とは音楽らしくなる、ということと非常に近接した関係にあって、今回についてもそれは例外ではないなということを深く実感していたのが今年の2〜3月でした。では音楽らしくなるどういうことか。それは音色のバリエーションは増えそれによって響きの豊穣さは獲得されて周波数的操作、もっと言えば音程的操作の比重が増大するという方向で、それはとりもなおさずオーケストラのスコアを埋めていくような古典的な意味での<構築>と音響デザインに向ってしまう。もちろん今後、そうした洗練は加速して充実した作品も生まれるとは思う。しかし僕に限って言えばそれはどうしても突き進むに足る方向なのか、という自問があって000を作ったときのようにデジタルもアナログも自然倍音を伴うピアノなどのアコースティック楽器も同じ地平で構築してある種の自然を獲得しよう、というテンションには至らなかったのも事実です。それは音楽的判断というよりも昨日の悠治さんと茂木さんの対談の言葉で言えば「面白い/面白くない」の「面白くない」という感じに近くて、とりもなおさず知っている音楽語法に戻る、ということをまだ僕は望んでいなかったとのだと思う。
それから以前の日記でも書いたように偶然、池上さんと出会って運動パターンやdbとサンプリングレートのような異なる階層の干渉によって音を生成する、つまり周波数的思考を取り払って音楽を構成するという第三項音楽に没頭していたのが今年の後半期で、今日発表したのはその理論の断片とプロトタイプの5つの音楽でインスタレーションの発表も同時期だったこともあって異常な難航を呈しました。実際今日も午前中に起きてから音楽の細かい手直しを延々と行って、最後完成したのはなんと17:40という笑。それは2曲目に発表した南雲方程式を元にしたものでこれが今回でも一番気に入っています。ま、とにかく17:40に完成してから大急ぎでタクシーに乗ってICCに向うと長蛇の列が出来ていて少しホッとして(笑)サウンドチェックへ。開演は予定通り19時過ぎにスタートしました(長らく並んで頂いた皆様どうもありがとうございました)。目の前に昨日大論戦を繰り広げた悠治さんと茂木さんが座っていて右にはこのコンサートのために尽力してくれたICCの畠中さんの顔が見えた。
このコンサートをやることになったときに前半にトークがあって司会者を相手に第三項音楽について話して、休憩を挟んでコンサート、みたいないわゆる啓蒙的なスタイルではなくプロトタイプでしか出来ない音楽とレクチャーが同時に進行していく、つまり思考のプロセスを塊(たましい、じゃないですよ。かたまり)でみせるようなが絶対にいいと思ったんだけどそれは正しかったと思う。
音楽について言えば初めてNUENDOをマスターで使ったんだけど、音の肉体性というか今までと違う運動性が現れたと思う。おかげで低音による拍節の強調なしにリズム的な持続は可能になって、奇妙なことにピアノを弾いているような満足感があった。これは収穫だったし第三項的だと思う。
もちろん様々な課題は残ったとはいえスタートはきれた。僕はそのことに満足している、というか非常に嬉しかった。2日間に渡って定員を遥かに超える来てくださった皆様。本当にどうもありがとうございました。
終了後の打ち上げは近くのエスニック料理屋で深夜まで続いて、悠治さんと池上さんは意気投合して遅くまで話していた。悠治さんに、いいコラボレーションだと思ったしなかなかこういう風には出来ない、今日のほうが面白かったな(笑)と言われたのは嬉しかった。
結局となりの居酒屋で二次会もやって27時頃帰宅。
終わったと同時にこれから何をすれば明確になったから成功と言っていいと思う。
関わってくれた全ての人に感謝します。
ATAK@ICCのイベント1日目。高橋悠治さんを迎えたコンサートの日。僕が17:30頃ICC入り。18時からサウンドチェックで19時にオープンスタート。18時の時点ですごい列が出来てたらしくて会場は超満員。
予定では悠治さんが10分くらいやって茂木さんと対談、その後僕とデュオでということになっていたんだけど御存知の通り対談が波乱の展開(笑)で大幅に延長しました。前半の悠治さんのライブはラップトップのみで006に入っているのから北園克衛の詩を使ったものなど。で、茂木さんとの対談なんだけど非常に興味深かった。
詳細は以下でmp3をダウンロードして聴いて下さい。
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2005/12/post_5ef9.html
悠治さんも茂木さんも非常に大切な友人なんだけど故にその相違点は少し理解していて、ただこの相違は結構重要なんじゃないかと思ったのがこの公開トークを思いついたきっかけです。それは小林秀雄を巡る近代と批評の問題に対するあまりにも対称的なスタンスはもちろん、実践と理論の関係やクオリアに関しても悠治さんの考えているところは大分違うだろうなと思っていて(ちなみに作曲家の石田秀実さんが書いていたクオリアも大分違った記憶がある)きっと面白くなると思ったんだけど予想は的中した。
しかし重要なのは違う、ということで。そもそもATAK@ICCという1つのインスタレーションと2つのコンサートから成る企画自体が問いの連続として成立するべきだと思っていたので、対立や意見の相違の可能性は予測していた、とはいえ予想以上でもあったけど笑。ただ、最近はあまりにも安易な答え。のようなものが多すぎるのが問題で(不安なのかな)対談にしても仲良しのおしゃべりの範疇を超えないものがほとんどなのでそうした状況を考えてもこの日の対談は非常に刺激的なものになったと思う。それはあの緊張感と笑いの交錯するザワついた空気が表していたし、僕自身も非常にザワザワした。
面白い、ということはモノを作るきっかけになるが美しいということはならない。という悠治さんの言葉が印象に残っている。それに対して自己批評はどこにあるのか、ということについてはイベントが終わった後にも地下のカレー屋で茂木さんとも少し話したんだけど、この場合必要なのは判断でありクオリティに対する意識でそれは批評という言葉が持つ近代、厳密に言うとヨーロッパ近代的なそれではないのではないんじゃないかという気がする。自己批評と判断は違う。
デュオのコンサートは時間にして20分くらいだったけどイイ感じで出来たと思う。僕はコンピュータ1台とorgon systemという電気回路のようなツマミだけのシンセサイザーもコンピュータにインプットしてやってみた。終了後、前述したようにカレー屋で軽く食事の後、明日のリハーサルを25時過ぎまで。
- K / Sun Dec 25 13:51:07 2005
対談中、悠治さんがずっと左手でそらのピアノを弾いているのが印象的というかとても気になりました。
- shibuya / Mon Dec 26 01:55:12 2005
>kさん あ、そうなんだ。 僕は一番後ろで立ち見だったのでそこまでは見えませんでした^^:
インスタレーション発表初日。マシンはトラブルなど起きつつも動いているらしい。まだ動作が不安定なところがある。とはいえ今日の18時から明日から始まるATAK@ICCのPAが入ってリハーサルやサウンドチェックをするので僕は家で集中して作業。
19時頃ICCに着くとPAチームの車が遅れていてほっとする。池上さんと内容について打ち合わせ。第三項音楽のコンサートは研究発表でもコンサートでも非常にプロトタイプらしいものにしよう、と直感的に決めたんだけど(決定があったときに)既存のフォーマットではないので中々難しい問題は起きている。そもそも音が鳴っている中で発表をするという環境自体が通常あり得ないのでバランスやタイミングなど再三調整。PAはいつもATAKでやるときにお願いしているAOさん+森さんのチームでバラッド社に協力して頂いてmartin audioの6面のサラウンドで非常に素晴らしい。JBLなどと比べるのは無意味なんだけど音に非常にスピードがある。今回の第三項は洗練の手前なので音が必要以上に痛くならないようにしつこく調整。しかし残響が多い=ハイが強いので中々難しいんだけどなんとかクリア。痛いとノイズでしたという印象だけで終わってしまうから。内容について終わってからもディスカッションを続けて26時過ぎに終了。色々な課題。
家に帰ってからも第三項の発表のための曲のeditなど。で、明日の悠治さんのコンサートで僕もデュオでやることになっているんだけど、今回第三項の準備に没頭してたのとそれにまつわるトラブルなどでまったく準備をしてなかったに等しかったのでさすがに朝の5時くらいにこれはマズイんじゃないかと思って準備を始める。
悠治さんとやるときは僕のほうにリズム的なパルスがあることが多いんだけど今回はそうじゃなくて溶け合うというか、どっちがどっちか分からないような状態にしたいと思って、隙間の多い(タイトルも隙間と骨、だし・笑)拍節感の無い音色が漂うような感じを想像してみる。で、NUENDOを回しっぱなしにしてプロフェット5でひたすら音を作って録音。細かいeditとかは完全に無しにして音色のみ細心の注意を払って作ってそこからキーの押さえ方、メロディーの断片、ツマミなどを含めた即興のパターンを考えてから20秒から50秒くらいのsound fileを弾いて作っていく。軽くメモをとったりしながら。サイレンスは後から挿入するのではなく弾く手を止めて。これを完全に無意識というか開き切った無思考な(笑)状態でひたすら繰り返して計10個40分くらいの音が出来たので断片化して組み合わせなどチェックしてから朝9時前に倒れるようにベッドへ。レゾナンスの加減だけで作られたメロディーなどなかなかイイのが出来た。
次の日起きたら第三項の作業をその後にしようとしてたみたいでコンピュータには作りかけの曲が表示されたまま全部の電気がついていた。コンピュータをつけたまま寝ると頭がイタイ。
インスタレーション展示まであと1日。昨日、朝方に池上さん、エバラ君、大海君、mariaと寄った吉野家でかかっていた「きみは17歳ぼくは40歳」とかいう曲が耳についていて不快です笑
昼間に池上さんの研究室で話していて突然思いついたインスタレーションのアイディアを試してみることにする。
昨日までのバージョンだと乱流をCCDで撮影してそのデータを音に置き換えていたのだが、それはどうもくどいな二度同じことを言っている感じだなと思っていたので、その乱流データをテキストファイルで吐き出して第三項音楽で使っているテープ&マシンのプログラムに入力して無限生成するというほうが面白いのではないかと。テープ&マシンのプログラムの初期値の代わりにデータを入れ続けるということです。この場合、実際に動いている装置、乱流との直接的な連関は薄れていてそのほうがいいのではないかと判断したのです。で、ICCに向ってからエバラ君、大海君も一緒にその作業に没頭。24時からの追い込みは凄まじくて、27時過ぎにケースを被せて音も出来たときは感動してしまった。そのテキストファイルによってリアルタイムで生成され続けるリズムは低音のグリッサンドが断続的に変形される非常に不思議な動きで直前のミラクルだったと思う。朝5時過ぎに解散。
12/16〜12/25までICCで展示しているインスタレーション作品"Description Instability 記述不安定性"の解説文です。あ、今日も死にそうになってました。作曲の追い込みをしつつ26時くらいには倒れて眠りました。
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Description Instability 記述不安定性
Super Turing=池上高志+渋谷慶一郎
なぜ水は乱れるのか?かってロシアの物理学者のランダウは、新しい周期解が無限に出現して乱流に至ると考えた。これはとても分かりやすいのだが、現実にはもっと面白いことがある。「3つのお互いに関係のない周期が現れると乱流化する」という革新的な考えが、1971年に2人の数学者ルエレとターケンスによって提唱された。この作品で用いたテイラークエット流をつくる装置はその具体的な例と考えられている。同心円の回転するシリンダーを2つ重ね、その間に水をいれる。内側のシリンダーを回転させると、安定した縞模様(クェット流)と円周に沿った波の渦パターン(テイラーの渦)が出来てくる。この波が円周に沿って回転してるのが第一の周期に対応し、その波の一部がときどき崩れて回転するのが第2の周期に対応している。内側のシリンダーをだんだん早く回転すると、第3の周期にあたるパターンは現れず全体が不安定化して乱流構造が出現する。展示では回転数が自動的に変動し、注意深くみるとこの変遷を観測することができる。
作品では水にアルミニウムの粉を混ぜて光を反射し、CCDカメラにより流体パターンから信号を取り出しリアルタイムに音と映像を生成している。音はコンピュータの自律的な進化アルゴリズムにより何度も変成をうけて出力される。またHDVideoはより俯瞰したフォーカスで装置を撮影し続けており、事前に撮影されたいくつかの映像とともに一つの運動を異なったスケールで展開する。
通常音楽はサインウエーブの組み合わせのようなフーリエ的思考によって作られている。特にコンピュータを媒介した場合その傾向は顕著である。われわれの提唱する「第三項音楽」は、サインウエーブに還元しないパターンとダイナミクスに基づいた新しい音楽の生成法であり、このインスタレーションはそのメタファーであると同時に運動によって生成する音の装置でもある。
この装置は岐阜大学の今尾茂樹教授が制作されたもので、今回の展示のために協力していただいた。ここに感謝したい。
音響・映像解析プログラミング:evala (ATAK,port)
シリンダ制御システム開発: 大海 悠太
理論協力:本條晴一郎
撮影協力:逢坂芳郎 (ATAK)
照明協力:伊能 英憲
ケースデザイン:myeong-hee lee (ATAK,matt)
制作アシスタント/CCDカメラデザイン:maria(ATAK)
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Description Instability
Super Turing=Takashi Ikegami+Keiichiro Shibuya
Why water motion becomes turbulent? Once a Russian physicist Landau thought that a fluid system becomes turbulent after having the infinite number of new periodic motions. This is a nice and simple idea but the issue of real is much more exciting than this. In 1971, two mathematicians Ruelle and Takens proved that a three unrelated frequencies implies the emergence of turbulence. The system here is believed as a good example of the theory. Water is put in the gap between two concentric rotating cylinders.When an inner cylinder rotates, a stable stripe pattern (Couette flow) with a rolling wavy vortex pattern in the circumference direction (Taylor vortex) emerges. The first frequency is corresponding to the rolling wavy pattern. The second frequency is corresponding to the rolling modulated wavy pattern. By rotating the inner cylinder faster, we can't observe the third frequency pattern but the transition of the entire system into the turbulent flow. In this exhibitio!
n, the inner cylinder is automatically controlled, so that if you watch carefully, you can observe those transitions.
A CCD camera is set to extract signals from the fluid pattern by adding the metal particles to reflect the incident light. We make visual and sound effects in real time, using a computer-based autonomous evolutionary algorithm to iteratively metamorphose the original sound. Also the HDVideo is continually taking crane shot of the entire system, mixing with the recorded screens to display motion structures with different spatial scales.
Music is composed basically with Fourier's concept such as combining sin waves. Computer music in particular has such characteristics. The third term music we propose is a new way of making music based on patterns and dynamics without reducing down to sin waves. This apparatus is the metaphor of the third music and at the same time a machine that generates sounds out of motion dynamics. The apparatus was made by Prof. Shigeo Imao at Gifu University. We appreciate him for the kind cooperation.
Audio Visual Analysis Programming;evala (ATAK,port)
Development of Cylinder Control System:Yuta Ogai
Theoretical Support: Seiichiro Honjo
Cooperation in camera setting and operation: Yoshiro Osaka(ATAK)
Lighting Support: Hidenori Ino
Case Design: Myeong-hee Lee (ATAK,matt)
Production assistant/CCD Camera Design :maria(ATAK)
- tada / Thu Dec 29 22:25:40 2005
作曲が佳境に。16日にPAの搬入と通しリハを予定しているのだがこのままでは間に合わない。うーん。
あと前にオブゼッションとか書いてたのはインスタレーションで使っているテイラークエット流の装置のことで。以前は僕は自閉症の特徴である回転物への偏愛があって結果的に洗濯機が大好きで結婚してからも洗濯は2,3回の例外は除いて完全に僕がやっているとか書いて、様々な反応、お便り、ちょっと引いた感じなど色んなものを頂きました。
で、今回の作品で映像に実写の装置を使っていてその撮影をATAK映像の逢坂君に手伝ってもらってやってたら時間を忘れるくらい楽しくて色んなバージョンを撮っていたときに僕は突然「分かった回ってるからだ!」と叫んで、ただでさえ疲労の色の濃いエバラ君と基本的に冷静な逢坂君にびっくりされたんだけど、やはり回転物は僕と非常に相性がいいです。今回の装置の選定をするときにそんなことはまったく考えていなかったとはいえ、空のテイラーは接写するとある意味洗濯機にも似ていて(笑・そりゃもっと全然きれいですよ)回転する縁などを様々なフォーカスや色相で撮影し続けるのは一種のセラピーのようでした。
せっかくなのでうつろな記憶を頼りに書いていこうかと。
昼間はICC、夜は某所で朝まで作曲。プログラムの最終版が完成して曲に変更が出てくる。インスタレーションも佳境に入ってきている。しかしオペラシティに入っている店の選定は謎だ。しかも閉まるのも早い。従って一番遅くまでやっている地下のインドカレーに行くことがすごく多い。結構美味しいからいいんだけどちょっと飽きてきた。
しかし靴を履いているといつまでも作曲できるのはなぜだろう。家でやってると寝るときは「ダメだ、これ以上できない」という絶望感と共に寝室に行くんだけど、今はそろそろ止めないと明日に響くからとか思って朝の8時に帰っている。
相変わらず寝る時間がない、そして寝ても蓄積した疲れがとれない渋谷です。メールレスなど遅れてますが18日が終わったら少し落ち着くのですいません。
第三項音楽、大体形が見えてきました。これはやはりとんでもなく難しくて、例えて言うと(良い悪いとかじゃまったくなくて)生きてる魚を料理するのと死んでる魚を料理するくらい違う。
僕がよく書いている運動から音楽を考えるというのはコンピュータでやっているのでsound fileを作るときにdb(デシベル)情報とサンプリングレート情報を干渉させてコピーを増やしてというプロセスを様々なプロセスで行い結果として、ある傾向の音色と運動をもった何秒、何分かの連続した音を作ってそれをもとに拡大したり変形したり他のプログラムから生まれた音と組み合わせて音楽を作っていくというものです。
で、お気づきように重要なのは
・音を作る際にdb,サンプリングレートの干渉なので周波数(音の高さですな)という項目がない
・そうやった出来たfileを結果として提出する、つまりノイズをノイズとして受け入れるというスタンスではない
・全体構造から考えない(必ず失敗するから笑)。
ということで、一番目を話すと「でも。。。出来たものにはピッチはあるよね?」とか言われるんだけど、当然音なのでピッチはありますよん。ただ生成の際になくて結果として現れるという非対称性なんていうのは非常によくある、特に非線形科学ではあることです。二番目については言わずもがななので省略。3番目は出来たsound file、つまり部分と全体の部分を検討、観察するというシュミレーションと研究が現状で、そこから考えていくのが絶対に面白い音楽を作るのには正しいと直感してます。
そもそも、僕がなぜこんなに第三項音楽に集中しているかというと。音が動くからなんですね。000を作った後にあれの続編を作ろうと思っていたんだけどサインウェーブで作っていると「音動かないな」というのが非常に大きな問題で、要するに点描的になっていく。もちろん音を磨くという過程はあるにせよ、音を座標軸に置いて構成していくということ自体スコアを書くのに近くなってしまうというのが問題だなと思ったのです。で、これ以上先に進むのは難しいなと思っていた。動く音としての自分の弾いたピアノやアナログも使ったけど。
そんなときに池上高志さんと出会ったと。あれは多分5月とかそのくらいだったと思うんだけど、彼が日本で始めた複雑系というもの自体、運動とシュミレーションが中心課題なので僕のそのときの興味と合致しててすごい偶然だったんですね。で、よく言われる「音の最小単位はサインウェーブ」みたいな方向からではなく音楽が作れるんじゃないかと話していて、一緒に音楽を媒体に研究と実験を始めようということになったのが今年の夏だったんですね。これは池上さんが僕の000を聴いて人工的なプロセスで自然に近い複雑さを持ったものが作れるのかと思ったこととレイヤーによる複雑性に興味を持ったからというのと僕が音一つの情報量から運動の可能性に興味が向いていたということがシンクロしたわけでペースとしては非常に速い。で、池上さんの研究室と家がすごく近いこともあって週に3回くらい会って話したりテーマをしぼったりして方向性が決まってやっと音が出た(発音自体が運動のプログラムで書かれているからシンセとかサインウェーブで音出してというのじゃないんですね)のが9月。その頃はレスラー方程式や南雲方程式使っていて、これは18日のコンサートでも池上さんが話しているときの背景に使おうと思ってます。
で、9月に始めて音が出てからも非常に、というか非情な困難があまりにもたくさんあって笑ってしまうくらいだったんだけど(実際に何度も狂ったように二人で笑いあいました)、ともかく聴いたことがない音が出来るから面白くて続けていたら10月くらいに神経細胞の発火システムをプログラムに使ったものであるリズムを持ったsound file出来て、そのあとまた色々やって池上さんのテープとマシン理論を使ったプログラムに行き着いたという感じです(このプログラムはインスタレーションにも使っていて断続的なちょっとあまり無いタイプの音の運動を作っている)。それで11月に分かったのはプログラムで作られた音はraw detaで吐き出されるので通常の音楽ソフトでは読み込み不可能だということで、変換もソフトによってマチマチだったりということで、これはある意味象徴的でした。作曲に至るのがなかなか時間かかったんですね。
というわけで当然ながら今回発表するものはプロトタイプという形です。だから完成度みたいなもを求めている人は面白くないかもしれない。ただ、ここ半年でスタートしてdub lilacのCD作ったりいくつかCMとか別の音楽作った以外は没頭してた成果なので聴いてほしいなと思ってます。すごく。17,18日にお会いしましょう。
- niso / Sun Dec 18 22:36:53 2005
う〜〜すごかったす!カオスでした まさに、リニューアル、ですね!!! 今回の成果って何かに残したりするんですか? WEBとかDVDとか。
- shibuya / Tue Dec 20 05:52:10 2005
そうそう今回は全部新しい音でやったから。 記録はとってあるけどまだ考えてないな。 バージョンアップしたものを8月に山口でやります。
えーと、すんません。日記書く時間がないす。毎日インスタレーションの仕込みと作曲という感じであっという間に朝8時になっていて寝る、という感じです。面白いと思ったのはオブセッションというのは集団作業のほうが作品に反映しますね。コンピュータが一番ないかもしれない。
うう寝ます。んじゃ。
第三項音楽のプログラムの変換で重大なミス、というかバグを発見。コンピュータの中にテープとマシンを作って音と運動を作り、結果をwavファイルに吐き出すんだけどそれで出来たRaw Dataの変換に際して僕と池上さんの中でズレというかバグがあったんですね、あるソフトウェアのせいで(笑)。今はauda cityっていうフリーウェアの変換ソフト使っているんだけどこれは快適です。切り捨てがない。通常の音楽ファイルとは仕様がかなり違うからですな。夜中軽くパニクりしました。というわけで消耗するも朝7時まで某所で作曲。
- ポッケ / Wed Dec 14 16:40:51 2005
Raw Dataを音に変換するんですか?僕もたまにやりますよ!僕もaudacity使ってます。エフェクトはしょぼいけどいろいろ出来て便利ですよね!
- Shuibuya / Thu Dec 15 05:03:19 2005
>ポッケさん ども。 18日に使う音は全部プログラムで今回新しく作ったので rawから変換してます。 audacity、エフェクトは使ってないです。変換ソフトとしては よくできていると思います。そいえば最近プラグインもあんま 使ってないす。
今日もICCと某所で作曲。某所とかいつまでも書いてるのもアレだから(というときのアレって何だろ)そろそろ名前でも考えよう。しかし最小単位が動いている場合、作曲の方法はこんなに変わるのかと驚いてます。スコアとコンピュータくらいの違いがある。しかもプログラムは日々更新だし。完成形はまだ全然見えない。というかまず1年で多分一区切り、全体が見えるのが3年くらいだろうなという感じ。運動から考える、しかし演奏ではなく音の動き、sound fileの作り方と組み合わせ、干渉、相互作用、転移や調整。面白い。
午後からICCでインスタレーションの作業。夜は某所に籠って作曲に集中。途中24時から26時くらいまでUNITにraster noton night。signalが懐かしかったなー。非常にドイツ的。26時半に戻って作曲の続き。コンピュータの生音っていう感じになってきた。
17時にICCに行ってインスタレーションのサウンドチェックなどササっとしてから4Fでやっているraster notonと教授のライブへ。池上さんやエバラ君、大海君と一緒に。体育座りなのが懐かしい感じだった。終了後、久しぶりにカールステン、坂本さんと再会。カールステンは作業途中のインスタレーションに興味津々の様子。ICCを出てlee君やさやかなどATAKチームも合流して近くで食事するところを探すもどこも閉まっていて結局デニーズ。24時頃解散してから僕は一人で某所に戻って作曲。朝7時まで。
ICCにインスタレーションの搬入。駒場の東大池上研から一式。メインの装置は100kg以上だから大移動。僕はカメラ類を一式持って13時過ぎに。
到着するとケースも無事届いて安心する。美しい仕上がり。プロジェクターで映像のチェックをしたり課題色々。21:30頃まで作業。途中、みんなで地下のテキサスというプロレスラー御用達のステーキ屋で1000円のセットを食べたらクソまずかった。人参などはみんな残すから数回くらい使い回してるんじゃないか、とか言いながら(笑)しかし大勢で食事をするのは楽しいな。人が面白ければ場所はどこでもいいし、味すらどーでもいいと思ってしまう。
その後東大に戻って作曲の続き。プログラムをバージョンアップなどしながら。疲れ果てました。
あ、そうだ。ATAK@ICCのフライヤーが出来ていて、ICCのカウンター及び新宿のタワーレコードなどに置いてあります。
Description Instability 記述不安定性と2つのコンサートについて。ですね。僕が書いたイラスト(インスタレーション構想時のメモっす)が入ってます<**>
- venus fly trapp / Mon Dec 12 01:25:08 2005
まずいステーキって辛いよね。。。 骨董通りにある"Little Lima"っていうステーキ屋は美味しいよ。 シャトーブリアンという熟成させた血統書付きの神戸牛を堪能出来ます。おすすめ。
- shibuya / Mon Dec 12 07:05:45 2005
>venus 僕が食べたのはブリジストンって書いてありそうな ゴムみたいなステーキでえーと人で例えるとカイヤ みたいな感じでした。 骨董通りはマズイ店しかないという認識だったので そこは知らないなあ。血統書って面白いね(←疲れてます)
- seihonjo / Fri Dec 16 07:08:17 2005
ぼくが食べたやつにはミシュランって書いてありました。 星がついているのではなくて、タイヤメーカーとしての品質保証で。
東大でインスタレーションのデモ。14時から。僕、池上さん、maria、エバラ君、大海君、キムラヨウ19歳。
実際には3面のプロジェクターを使うのだけど古いモニターで代用したらひじょーにローファイなインスタレーションのようになってゲラゲラ笑ってたのは多分みんな疲れていたのでしょう(「約束された未来」という題名をつけました←バカ)。
結局19時くらいまでやって池上さんは外出、残った僕らはラーメン山手で夕食。久しぶりに食べたんだけど八彩(これでやさいと読みます)ラーメンというのが美味しかった。トマトと黄色ピーマンとかたくさん野菜が入っていて。
戻ってからみなさま帰宅で僕は残って作曲。朝6時まで。
終日某所で作曲。途中、本屋など。inter communication誌で鈴木健君が書いてた。
夜は池上研のみなさまと大学で鍋。留学生のサヨナラ&バースデーpartyにお邪魔したんだけど楽しかった。僕よりも若い人と話してて分かるのは未知という感触が身近にあるということが重要だなということで、それが無くなるとオッサンになる。彼らが不安に感じていることは僕は今でも不安だし要するにやりたいことがあってそこにある種の特殊性がある場合(要するにすごくウケて金を儲けたいというのが第一義でない場合)回避できないものだろう。それはリスクとはちょっと違うけど、必要悪というか必要善というかとにかく必要ナントカだから楽しく付き合っていけばいいんじゃないかなと思う。
某所に戻って朝5時まで作曲。帰り道の自転車が寒いなー。
昨日の日記を読んだmariaがテンションがねじれててカルト系ブロガーみたいだ。と言ってたけどそんなことはないと思う、という前にカルト系ブロガーの定義がよく分からない。真鍋かおりとかか。
今日から12月。これから12/18の第三項音楽の発表まで某所に籠ります。家にいると電話がかかってきたりシゲと遊んであげたりとか色々雑務がアリで、しかしちょっと余裕ないので隔絶された環境でひたすら音楽作るのとICCにインスタレーションの準備に行くのに専念しようと。決めました。
しかし完全に一人の空間でひたすら音楽を作り続けるのは何と気持ちいいんだろう。今日はセットアップして作曲して帰ってきたけど銀杏並木を自転車で駆け抜けたとき、アワーミュージックのオルガがサラエボの街を走る登場のシーンがよぎった。
- ryoma / Tue Dec 6 07:45:00 2005
頑張ってちょ。 ICC楽しみだねい
- shibuya / Wed Dec 7 03:53:48 2005
ありがちょ。 今も籠って作曲中。寒い中お茶を買いに行った。 なんか作曲し始めたとき思い出すなー笑
- venus fly trapp / Wed Dec 7 14:34:43 2005
おんなじ状況だわ〜 やっぱり外界と拒絶されて籠らないと、締め切りに間に合わないよね。 創ってる内容は違えど、、、、。 でも籠るとさびしーわ〜
- shibuya / Wed Dec 7 15:40:47 2005
>venus
ひさしぶりー。シンクロしてるね。 僕はすごい楽しいけどね。この前作ってて面白すぎて 気が狂いそうになりました。
>ryoma,venus
あ、今日のcarsten@UNITは多分いくと思う。会えたら。