2004-05-31

・そういえばこの前、森美術館であったイリヤ・カバコフの内覧会
 というものに行ったのですが。

・物足りないなというのが正直な印象でそれは大・中・小と
 過去・現在・未来の対応というのがピンとこなかったんだけど
 多分これは僕の好みの問題もあるのだと思う。写真とか。
 
・でも、あのビッグネスな足はよかった。天使も見てみたい。

・で、同時に展示されていた若手によるビデオアート、のような
 ものがあったんだけどこれは非常につまらなかったです。

・これに代表されるように<映像>というジャンルには感性として
 どうしようもなく古いとしか言い様がない作品が結構あったり
 する。

・で、これはその典型で、が、しかしよく「重要なのは古いとか
 新しいじゃなくて」とかいう意見が存在するが「古い」とか
 「新しい」とかいうことを問題にされている時点で、その作品
 は自律性からは果てしなく遠いわけで、だったらやはり「新しい」
 体験たる何かがあるかというのは大切だと思うんですね。

・つまり「スゲーいい」というわけではない、ということでこれは
 音楽でも同様で「スゲー良い曲」というのではない限り、何らか
 の新しさというものが存在していないと(技術的にではなくて
 ね。アプローチというか感覚として。とか書くと曖昧になって
 しまうがそうとしか言えないものは、ある)僕の場合入って
 こない。つまりあまり意味を見出せない。

・逆に「スゲーいい」何かだったら新しくなくてもいいわけで、でも
 こういうことを、「いや、スゲーいい曲には必ずどこか新しい
 ところがあるんだよ」とかいうオタンコナースがいるが、そんな
 ことは絶対にないし、そういうことを言い出すと「新しいとは何か」
 みたいな個別性の問題に突入して単に疲れるから僕は非常に曖昧
 なヤツになってしまう。
 
・思うに日本の現代美術というジャンルはアジアの現代アートと
 いう枠に弱い。これは横浜トリエンナーレのときにも思ったの
 だがつまらなくてもアジアの作家だからやらせてあげる、という
 ことはよくあるはずだ。
 
・この作品でもベトナムと沖縄の関係とか水俣病が題材になって
 いることと、水中のダイバーを大画面で再生して暗い部屋で
 テクノのような音楽をガッツンガッツンかけてしまうと90年代
 前半にグラン・ブルーとかをプロジェクションしてたようなクラブ
 とかバーみたいになってしまうことは全然関係がないし現象として
 のダサさにある種のリアリティがあるとか言う言説には僕は
 結構飽きている。
 
・こういうことを言う人が少ないのが僕は非常に不思議で、大学の
 頃、疑似セリエルと武満徹を混ぜたようなスタイルで曲を
 書くと大概、土曜ワイド劇場のようになるからやめろと言って
 いたのと少し近い。感じです。

    2004-05-30

    おっと更新滞ってます。すいません。

    僕は相変わらずサッポロのミネラルウオーター通販で2リットル
    105円を飲みながら作曲したりインスタレーションの準備をして
    います。

    同時にビーサンの季節にもなったのでちょっと活動的に。
    靴下を履くか履かないかというのは僕の場合外に出るか出ないか
    の判断に大きな影響を及ぼしてます(笑

    えーと、早く今作っている曲を完成させないと。アルバムの中でも
    重要なパートになりそうなので。

    infoにインスタレーションのレセプション、upしました。
    これはlinkを見て頂くのが早いので、よろです。

      2004-05-29

      ・6/10発売のATAK責任編集@デザインニュース誌の詳細を
       infoにupしました。

      ・そうそう、カールステンとジョナサン・バーンブルックの
       BBS対談というのをやったのです。

      ・面白い組み合わせでしょ?ピピッと思いついたのでオファーしたら
       快諾で。結果も興味深かった。
       
      ・今日、book1stで佐々木敦さんとバッタリ。1時間くらい
       立ち話ししてしまいました。

      ・共通の話題というのがあまりにも多いので佐々木さんと話すと
       盛り上がるんですね、いつも、道端で(笑)

      ・すごくインディペンデントということに意識的で、希有な人 
       だと思ってます。
       
      ・近い部分と遠い部分が両方あって、共通の問題意識もあると
       思う。なので相当おもろいことを話してるんですよね。
       
      ・以前、エスクワイア誌でインタビューしてもらったことがあるん
       だけどそのときのノーカット版というのはもー口も悪いし相当
       面白いですよ。
       
      ・で、話してて、思ったのは運動というのは方法のひとつだ。
       ということで。

      ・どちらも形式化するとダメになる。エラーを受容しつつじゃないと
       難しい。けど、それも難しいからなー、人が増えていくということ
       の問題っていうのは確実にある。

      ・あと、もうすぐ6/12のインスタレーションのレセプションの
       詳細をupするので。

      ・これは誰でもいらしてください。ただ遠いですけどね。市が尾と
       いうところです。渋谷から30分。

      ・あ、正確にいうとインスタレーションのレセプションじゃなくて
       その作品が置かれるマンションのオープニングで同時に展覧会
       もやるようです。部屋全てを使って。

      ・だからイベントとして結構楽しいんじゃないかな。

      ・時間は17時から21時。ってほとんど書いてしまったけど。

        2004-05-28

        ちょっと前の話題だけど、マイケル・ムーアの「華氏911」
        がカンヌで最高賞をとったことはすごく意味があると思う。

        制作中や公開についても多種多様な抑圧があったようだし
        結局、子会社に売却したという今回のディズニーの一連の
        対応はホントにアホだと思うんだけどこの手の抑圧というのは
        よくある話だとも思う。

        実際、規模の差こそすごくあれ、ATAKでも以前似たような
        ことがあった。

        アメリカでの流通について在米のforced exposureという
        ディストリビューションの会社と話を進めていて、それなり
        に進展していたのだが、僕達が60 sound artists protest
        the warというCDをリリースしていると分かったとたんにパタッ
        と連絡がなくなって、多少他の方向からも打診してみたんだけど
        結局全面的に取り引きの話が立ち消えになった。ということが
        ありました。そういえば。

        これはforced exposure自体が右派だからなのか、政治的な抑圧
        を懸念してなのか分からないが、とにかく抑圧を受けたのは結果的
        に僕達なわけでそういう反米政府的でなものをリリースしている、
        しかもそんなに膨大に枚数が出るわけでもないところとは取り引き
        するのはやめておこうという判断は確実にあったと思う。
        なのでアメリカに関してが相当数のネット通販の問い合わせが
        あってそれのみの対応となってしまっている。

        まあ、オファーしたアーティストでも同様なことがあって、
        よく分からない理由で、というかメールの検閲を恐れて理由も
        はっきりと書かずにお茶を濁した人間は存在するわけで(もちろん
        参加の是非は本人の自由だし対応についても同様なのでそれでいい
        と思うのだが)、そのとき分かったのは抑圧はフィルターのような
        ものだということだ。

        カンヌについて言えば、あの14歳で受賞した子供が尊敬する俳優は
        押尾学ですとか言い出したときの微妙な雰囲気は面白かった。
        尊敬する〜とか、好きな〜というのはバカかどうかが一発でバレて
        しまうのであまり素で答えないようにしているのだが、一番しんどい
        のは外してるつもりなのに、「あー。。そうなんですか」とかマトモ
        に受け止められてしまったときで、しかもその人が親しくない場合に
        「冗談ですよ」とか言うと訳の分からない空気になるので、諦める
        という選択しかなくなってしまう。

        こういうことは過去に何度かあったんだけど、多分あの人達は僕が
        あの子役のことを「あ、頭は良くないからえなりかずきにはならないな
        安心安心」とか思ったのと同じような見極めをしたのだと思う。
        これもフィルターの一つですね(良く分からないオチかたですまん)。

          2004-05-27

          で、昨日書いたドックヴィルなんだけどやはりフレームを疑うという
          ことは必要なわけでその上で

          ・そのメディアの再構築に向かう
          ・そのメディアから逸脱して新たなフォームを探す

          という二つの選択肢が大きくあると思うんだけど、前者は大概成功する
          けど面白くないということが多くて後者は面白いんだけどマスに
          受け入れられない、もしくは完成度が低いということが多い。
          アリキタリですが(アリキタリってカタカナで書くとキタキマユみたい
          だ。オダギリジョー。とか。ユビキタスとか←それはない)。

          これは音楽でも同じで、僕は昨今流行りの「音楽への揺り戻し現象」
          みたいなのには大きな意味でも小さな意味でも反対で、分かりやすく
          言うと「実験を経た上で美しく充実した音楽へ回帰する」というのは
          分かるんだけど今の音楽が置かれている状況下でそんなことしてどう
          なるんだ、という気持ちがまず強い。

          そういう意味で今回のフェネスの新作も僕にはtooロマンチックで
          これではグレツキじゃないかとしか思えなかったし、もちろん
          デビットシルヴィアンのボーカルがいいとか、エレクトロニカでも
          (というかプロセッシングミュージックでもと言ったほうがいいのかな)
          感動出来るとかいうのが大事なのは分かるけど、やはりそのイイとか
          感動成分というのが極めて従来の<音楽>寄りになってしまうのは
          こういう場合明らかで、それは何故かというと秒単位の情報量が少なく
          物語的展開とそれを構成する要素、コードとかメロディが音楽の主要
          な部分を占める場合、耳の習慣としてそれらはホントに強いわけです。
          で、こういう場合音楽に回収されていると言ってしまっていいと思う。
          エンドレス・サマーは好きなアルバムで家で聴くことあるんだけど
          今回のに関してはそう感じた。

          で、フォン・トリアーのように壊した上で違うフォームを獲得出来て
          いるかどうかという成否は問われないくらい面白くて考え抜かれている
          というのは現在、稀だと思います。

          えーと今日は朝から造形大学でサウンドワークショップ5回目。
          来週で最終回にも関わらず出席率はイマイチ。

          その後、渋谷でエバラ君と待ち合わせして6/12に発表するインスタ
          レーションの機材調査。その後、一緒に原宿のtricoで打ち合わせ。

          渋谷に一緒に戻ってきてからハンズで再び部品など調査してたら
          モデルのレナちゃんから連絡が入り合流、tsutayaの上のカフェで
          お茶。mariaもfinal homeのカタログ撮影から戻ってきたので3人で
          渋谷の福田屋っていうそこそこウマイ蕎麦屋で夕食。帰宅後作曲。

            2004-05-26

            今出ているfudge(表紙はレナちゃん)とNYLONにmariaが
            出てます。

            fudgeは僕の大嫌いなジャンベ(音がじゃなくて、人がね・笑。
            ジャンベを酔っぱらって叩く人が。。)と一緒に写っていたりして
            NYLONはお気に入りのCD紹介みたいなコーナーで当然003も
            入ってたりします。ちなみにこっちは写真のうつりが非常に
            よくない(笑)
            あ、あとin redにも出ていてこれは私服紹介ですね。

            今日は17時くらいまで頑張って仕事した後、念願だったラース・
            フォン・トリアーのドックヴィルを見に吉祥寺まで行ってきました。
            もう渋谷とか日比谷の上映は終わっていたので。

            で、せっかくなので吉祥寺の河童っていう、非常にウマイもつ焼き
            屋に行って(17時半の時点でもう満杯)レバ刺しとかガツ刺しとか
            色々食べてからワルシャワにも寄りました。
            ワルシャワで
            ・radbound mens:pulse
            ・stephan mathieu:gigue,live@a-musik
            購入。radbound mensは実は期待している1人で、何故かというと
            audio nlから出していたアナログですごくかっこいいのがあったから
            です。持ってないけど。マイクロミニマルなスタイルで、このスタイル
            の中ではこれ以上カッコイイのを聴いたことがない。

            それでドックヴィルですが、これはもうああだこうだ書きたくない。
            見て下さいとしか言えない内容で、僕としては10年に1度級の大
            ヒットでした。

            映画館という場所が嫌いであまり行かないのですが、当然ソニマージュ
            以降の意識を持っている監督の作品は映画館で見ないと意味がないこと
            も分かっていて、そういう意味ではゴダールの「新ドイツ零年」以来
            の衝撃でした。あれもビデオじゃダメで映画館で鑑賞しなくてはいけ
            ない。スクリーンという音楽でいうテープコンプ有りの状況で。

            映画だったら映画、物語という形式というかフレ-ム自体を疑うという
            方法は非常に共感できるし、そこに孕む悪意にも。

            後半は次こうなったらオモロイなーっていうことが次から次へと
            起こって、狭い映画館(吉祥寺のバウスシアターはホントにぼろい)
            で他人様に迷惑かけないようにゲラゲラ笑ってました。

            ちなみにニコールキッドマンは好きなタイプではないのだが本作では
            激萌えでした(笑)
            相手役がトムっていうのには笑ったけど。合衆国を表象する元ダンナ
            のトムね。

              2004-05-25

              終日仕事。mariaは仕事で北海道へ。
              そういえば、昨日の夜さやかが家に来てパスタを食べながら色々
              話した。

              あ、あとATAK003 stilluppsteypaが今置いてあるタワーレコード
              のbounceのソニックユース特集にチラッと出てます。
              来月のbounceにはレビューが載ります。
              ソニックユースの新譜が出るらしいんですね。たのしみ。

              で、昨日同様佐々木敦さんのex-musicからスティルアップステイパ
              のインタビュー。ちょっと前のものです。

              ──スティルアップステイパを始めたのはいつのことですか?
              「1992年の始め、それまでやっていたギター、ベース、ドラム
              の3ピースで、より実験的なことをしようというアイデアのもと
              にスタートさせたんだけれど、すぐにいろいろな楽器を導入する
              ことになった。チェリストが在籍していた時期もあったし、ハンド
              メイドの楽器を使うこともあったね。その後、何度かメンバー・
              チェンジを経て、1995年から現在のトリオ編成になったんだ」

              ──メンバー編成と、それぞれの役割などがあれば教えてください。
              「Heimir Bjorgulfsson、Sigtryggur Berg Sigmarsson、
              Helgi Thorssonの3人がメンバー。全員が作業のすべてに関わって
              いるので、特に各自の役割というものはないね。音作りは個人的に
              やる場合と、皆で集まってやる場合の両方だけど、最終段階はいつも
              全員で決めている」

              ──音楽的に影響を受けたアーティストを挙げてください。
              「うーんノノたくさんいるよ。でも一番大きいのは1995年〜96年
              に一緒にやっていたザ・ハフラー・トリオのアンドリュー・
              マッケンジーかな。彼のおかげで、いろいろなことを学べたんだ。
              でも、その他にもスティーブン・ステイプルトン(ナース・ウィズ・ウォーンド。ステレオラブとのコラボレーションも有名)やロバート
              ・ハンプソン(メイン)、エンニオ・モリコーネのような古典的な
              作曲家からも多大な影響を受けている」

              ──アイスランドの音楽シーンはどんなですか? あなたたち以外
              にも、面白い音楽をやっているミュージシャンはいるのでしょうか?
              「実験的な音楽をやっているバンドはレプティリカス(Reptilicus。
              やはりアンドリュー・マッケンジーがプロデュースに携わっている
              実験テクノ・ユニット)やヴィンドヴァ・メイ(Vindva Mei。
              詳細不明)とか、幾つかいるよ。あとバンドではなくて個人だけど
              スカリ・スヴェリッソン(Skuli Sverrison。ジャズ・フュージョン
              の分野でも活躍するベーシスト。傑作ソロ・アルバムをオーストラリア
              のエクストリームよりリリースしている)やヒルマー・オルン・ヒル
              マルソン(Hilmar Orn Hilmarsson。作曲家。タッチよりアルバム
              を発表している)などもいる。アイスランドでも、コマーシャルな
              音楽がかつてよりもずっと幅を利かせているよ。たとえばビョーク
              みたいな、ものすごく商業的な音楽にも、エクスペリメンタル・
              ミュージックの影響はあるじゃない?(なんせ彼女のリミックスを
              パナソニックのミカ・ヴァイニオが手がけたんだから!)。でも
              一般的なアイスランドの音楽シーンは他の国とそう変わらないね。
              もしかするとクズのような音楽が排出される割合は、他の国よりも
              少ないかもしれないけれど、それでも十分にクズが多すぎるよ!」

              ──初期はバンド的なサウンドでしたが、現在はまったく違います
              ね? 特に"THE BEST PET POSSIBLE"で、大きく変わった印象が
              あったんですが、音楽的な変化の理由は?
              「僕たちの音楽は常に進化し続けているけれど、特にソノロジー
              (音響学。彼らが現在住んでいるオランダの街デン・ハーグの大学
              には音響学の充実したコースがある)の研究をして以来、それまで
              使っていなかった新しいエレクトロニクス(フィルターやコンピュー
              タ・プログラム、ジェネレイター、etc)を導入するようになった。
              以前から使っていた機具(かみそりの刃とか)もまだ使用している
              けれど、以前とは違ったやり方で使うようになったんだ」

              ──irr.app との共作アルバムはすごく面白いですが、具体的には
              どのようにして制作されたのですか?それから彼のことを紹介して
              ください。
              「以前からirr.appことマット・ウォルドロン(アメリカのフリー
              キー・ジャズ・コンボ、バキューム・トゥリー・ヘッドの元メンバー)
              とはコンタクトを取っていた。彼がアイスランドに来る機会ができた
              ので、その時に何か一緒にやろうということになったんだけれど、
              残念ながら彼のアイスランド訪問はキャンセルになってしまった
              んだ。そこで郵便でテープのやりとりをすることでコラボレーション
              を始めて、1年半後にはアルバムが完成した。ゲスト・ヴォーカル
              にはメルトバナナのヤスコ・Oが参加してくれた。irr.app単独の
              デビューCDも素晴しいよ」

              ──いわゆるテクノからインスパイアされることはありますか?
              「テクノの中にも、とても好きなものはいっぱいあるけど、超商業的
              なだけのテクノもたくさんあるわけで、そういうのは大嫌いだね!
              テクノから影響を受けることもあるけれど、だからといってそれは
              僕らが飛び込みたいシーンかというと、それは違う」

              ──現在、主に使用している機材は?
              「コンピュータ・プログラムの進化はすごく速くて、今ではとても
              使いやすいものが出回っている。たとえばアムステルダムのSteim
              (オランダ国営の電子音楽研究施設。実験的なミュージシャンが
              多数関与していることで有名)のとか。他に使っているのはオシ
              レイター、種々のフィルター、ジェネレイター、あとマイクを付け
              たテープ・マシーンは常に使用する。僕らの音源は考えられる限り
              本当に多岐に渡っている」

              ──最近ではソニックユースの前座も務めたそうですが、あなた
              がたの実際のライヴはどのように行なっているのですか?
              「ソニックユースの前座はすべて30分くらいの短いものだったよ。
              ライブではリアルタイムの音とあらかじめ用意したサウンドをミッ
              クスしている」

              ──memeからリリースされるアルバムもライヴ盤ですが、その
              作品について説明してもらえますか?
              「今年の2月28日にフィルキンゲン(Fylkingen。スウェーデン、
              ストックホルムの実験的な芸術研究施設。定期的にイヴェントや
              フェスティバルを開催している他、レコード・レーベルも持って
              いる)でコンサートとインスタレーションを行なったんだ。
              これは僕らのソロ・ライブで、80分程演奏した。それをA-DAT
              に録ってあって、4月から5月にかけてデン・ハーグのKCスタジオ
              で50分の長さにまでミックス/エディットした。4週間に渡った
              インスタレーションの方は、スピーカーを部屋の各隅に4つ用意して、
              観客がどこに立っている位置や、うしろを振り向いたりする行為に
              よって、聴こえてくるサウンドが異なるように音響を設計した。
              インスタレーションとはうまくマッチしたと思うよ。これからも
              こういった試みをどんどんやっていくつもりなんだ」

              ──では、今後の予定を教えてください。
              「最新12インチメreduce by reducingモのCDヴァージョンを出す
              つもり。9月頃にはリリースしたいと思っているんだけど。これに
              は12チンチ盤には入ってなかったエクストラ・トラックが3曲と、
              12インチの曲の違うミックス、それから池田亮二のリミックス・
              ヴァージョンが収録される。夏はヨーロッパで何箇所かライブを
              して、その後できたら米国でもライブをしたい。あとは未定だよ」

                2004-05-24

                しかしこの前、mariaのお兄さんがmariaと同じ顔で
                息子の祐也君に「そろそろ従兄弟が欲しいよな」という
                非常に和風なことを言ってたので食らいました。

                ATAK003発売3日目。売れ行きは好調。追加オーダが来てます。

                で、スティルアップステイパについて、佐々木敦さんのex-musicより。

                スティルアップステイパという、なんとも発音しにくい奇妙な
                名前のバンドを知ったのは、もうかなり昔のことになる。
                日本ではまったく知名度がなかった(それは今でもほとんど
                変わっていないが)彼らのレコードを聴いてみようと思ったのは、
                ザ・ハフラー・トリオの鬼才アンドリュー・マッケンジーによって
                プロデュースされていたということもあったが、何といっても
                アイスランドという馴染みのない国の出身であるということに、
                いたく興味をそそられたのだった。
                彼らのファースト・アルバムは1995年にドイツのヴェリー・
                グッド・レコーズよりリリースされているが、この時点での
                音楽性は、かつてのボアダムズのような、広い意味でのバンド・
                フォーマットによるアバンギャルド&ストレンジ・サウンドだった。
                しかしそれはその手の音としても、かなりのイカレぶりであり、
                スティルアップステイパという名前は、僕の記憶庫の中に、しっかり
                と残されることになった。

                その後、どういう経緯でなのかは不明だが、日本のアヴァン・
                コア・バンド、メルトバナナとコンタクトを取ってスプリット
                10インチを発表したり、ザ・ハフラー・トリオとの共作を含む
                何枚かのシングルをリリースしていたりしたが、オランダの
                レーベル、コーム・プラスティックスから突然、リリースされた
                CD"THE BEST PET POSSIBLE"で、彼らは劇的といっていい変貌を
                遂げる。
                そこではロック/バンド的な残滓は完全に消え去っており、
                ミステリアスでスペーシーな音響工作が、全編を覆い尽くしていた
                のだ。その後は自らのレーベルであるファイアー・インクを拠点に、
                ストック・ハウゼン&ウォークマンやジム・オルーク、池田亮司
                などと密接な協力関係を保ちながら、刺激的な作品をコンスタント
                に発表しつつ、現在に至っている。

                メンバー3人はオランダのデン・ハーグとアイスランドの
                レイキャビクを往復しつつ、きわめてエネルギッシュな活動を
                展開しており、世界各地のコンサート・イヴェントやフェスティバル
                等に次々と出演を果たし、先だってはソニック・ユースのヨーロッパ・
                ツアーのフロント・アクトにも抜擢されたという。

                僕は自分が運営するレーベルmemeのコンピレーションに、
                彼らからトラックを提供して貰った。
                "AUDIBLE BY HAND" というタイトルのその曲はCDの冒頭に
                据えられている。僅か6分ほどの間に恐ろしく多様なエレメント
                が濃縮された、聴けば聴くほど興味深い電子音楽である。
                現在のスティルアップステイパのサウンドは、きわめて複雑かつ
                精密なテクスチャーで織り上げられた、オリジナリティ溢れる
                エレクトロアコースティック・サウンドである。
                パナソニックのようなウルトラ・ミニマルなテクノを彷彿とさせる
                部分もあれば、コズミックなアンビエントを思わせる部分も、
                フリーフォームの電子音響が激しくざわめいている部分もある。
                それらは過去数十年の実験音楽と呼ばれるものの、非常に魅力的な
                アマルガムとなっている。
                彼らのリスナーとしてのセンスの鋭さは、スティルアップステイパ
                以外にリリースしているアーティストたち──C・M・フォン・
                ハウスウォルフ、ジム・オルーク、レイフ・エルグレンといった
                名前を見れば一目瞭然だろう。実際にオランダで彼らと会ったこと
                のある池田亮司氏によれば、3人のメンバーはいずれも大酒呑みの
                やたらと陽気な連中だという。
                ひとつのカテゴリーに決して安住しようとしない奔放な姿勢を持った
                彼らが、今後ますます注目を集めていくことを、僕はひそかに期待
                している。

                  2004-05-23

                  ATAK003発売2日目。僕はひどい風邪をひいている。
                  多分昨日でデザインニュースの編集が一段落ついて安心した
                  せいもあると思う。

                  003は店頭に並んでいるところでは順調に売れているらしい。
                  売り切れを起こしている店もある。

                  佐々木敦さんのコメント:
                  かつて僕はmemeというレーベルで彼らの"Has(Or Has Not)
                  Happened"というアルバムをリリースしたことがある。
                  自分で出しておいて何だが、あの作品はナゾだった。
                  何をやろうとしているのかも、どうやっているのかも、なぜ
                  そうなるのかも、すべてが謎めいていた。
                  思えばスティルアップステイパという存在自体が、多くの
                  クエスチョンマークに包まれている。
                  彼らの音楽は大まかに言えば実験電子音響のフィールドに
                  カテゴライズされるのだろうが、しかしそのサウンドは他の誰にも
                  似ていない。
                  メンバーが一人抜け、デュオになったこの最新作においてもなお、
                  いやむしろ尚更に、彼らの謎度は深まっているように思える。
                  スティルアップステイパは、エレクトロニック・ミュージックの
                  スフィンクスである。

                    2004-05-22

                    ATAK003発売の日。
                    デザイナーの三原康裕さんのコメント:
                    今もアトリエでたのしく聞かせてもらっています。
                    僕は大好きです。正直言えば、後遺症が残っている
                    人間向けの作品ですね。
                    音を肉眼で見ている視点から、徐々に顕微鏡で覗いた
                    小さな粒子の状態を発見していくような作業。


                    今日はmariaのお兄さん夫婦が住んでいる久我山の家に初めて行く。
                    去年子供が生まれたんだけど僕達はまだ一度も会ってなくて、しかも
                    よく考えたら結婚パーティーに来てもらって以来の再会なんですね。

                    で、このきっかけというのがmariaのお兄さんの無二の親友(高校時代
                    からの)がすごい偶然で僕達が仕事で出会ったんですね。っていうか
                    正確に言うと僕は5〜6年くらい前から知っていて、これはすごい偶然
                    です。向こうにしてみれば友達の妹があれ、渋谷と結婚してるという
                    感じだと思うんだけど、とにかくそれがきっかけになって3組で食事
                    でもしようということになったわけです。

                    mariaはお土産に朝からサモサを作って僕はその子のためにブック1st
                    で飛び出す絵本を買ってお兄さんの家へ。

                    久我山の家には完璧なバーベキューセットがあって、マンションの
                    庭でどんどん肉と野菜を焼いて食べました。

                    もう非常にアットホームでこういうのんびりした時間は久しぶりだった
                    からかなり楽しんできたんだけど、やはり普段会う人って大体自分と
                    似たようなライフスタイル(っていう本がありましたね)の人が多い
                    わけでこういう風に違う人と会って話す機会って気づくと少ないん
                    ですね。だから面白かったし興味深かったです。
                    お兄さんはmariaと同じ顔で(ホントによく似てる)全然違う性格と
                    と同じような細かさを持ってるのが面白い。

                    6人プラス子供で80年代ベストヒットのような番組を見ながら談笑。
                    フィジカール!っていう曲が耳についた。

                    結局、21時頃帰宅。
                    で気づいたのですが風邪をひきました。

                      2004-05-21

                      14時からtrafficで髪をカット。

                      戻ってきて少しダラダラした後、今日かけるCDを適当に選んで
                      渋谷FMへ。
                      17:40頃入ってCD-Jとミキサーの操作確認、必要なインフォメーション
                      のメモなど受け取って18:00から「今日は渋谷慶一郎です」とか言って
                      DJ開始。まーうまくいったと思う。

                      また家に戻ってから今度は代官山のsignへ。
                      maria、lee君とDJの日。
                      マイちゃんやクララとその同僚、カナミちゃん、ムサビのアキちゃん、
                      キテ君、キーボードマガジンの編集長だった三好さんなどなど友達多数。

                      三好さんは結婚することになって(おめでとうございます。いや、
                      ホントによかった)今、そのパーティー会場を探しているらしく
                      その偵察も兼ねて奥様と来てました。
                      とはいえ、ホントに親しい人しか呼ばないらしいのでこうやって日記に
                      書かれていることはあまりよろしくないのかもしれないけど書いちゃった
                      ものは消すのもイヤなので書きます。

                      ちなみにとらやの最中を誕生日祝いにもらったのですが、これは
                      非常に美味しかった。過剰とか作為のようなものが皆無で、完璧な
                      バランス。

                      終わり頃、OVAのオーガナイザーのryomaが来てこの前agehaで
                      やったライブのDATを持ってきてくれる。一緒に食事しながら色々
                      話した後帰宅。

                      いやーしかし思わぬところで粘着君に遭遇したな。

                        2004-05-20

                        サウンド・ワークショップ@造形大学4回目。
                        CDの素材を使っていいと言ったらどうもリミックスみたいになってる
                        人が多いので今回は僕も出ているカールステンのDVDなぞ見せてみる。
                        次は余力があったら(朝早いので喋るのが辛い)ドローンとメロディに
                        ついてレクチャーしようと思う。

                        で、急いで帰宅して少し仮眠。今日も2時間睡眠だったのでぐっすり
                        眠る。
                        その後、さやかとセミトラのオフィスへデザイン・ニュースの編集。

                        思うにこの紙媒体の編集作業というのはクリエイティブチームとして
                        の良い訓練にはなってると思う。
                        fixした後変更が効かない世界というのはそのfixに向けて凝縮力という
                        かそんなんが最大限に働くから、結果として質が上がっていくことが
                        多い。
                        逆にwebなどは後から変更が効くのを前提に進めていることが多いので
                        なかなかクリエイティブの質が上がらない部分がある。
                        これは若いメディアだからかと思ってたんだけど、どうやら構造的な
                        問題だなというのが最近わかったことだ。

                        結局24時過ぎまで作業。雨の中歩いて家まで帰ってmariaの作った
                        とんしゃぶサラダとパスタを3人で食べる。

                        食べ終わった後、銀座の次郎という鮨屋の次郎さんという握り手
                        のドキュメンタリーをやっていてそれがかなりおもろくて3人で
                        見入る。

                        おまかせで食べて1人2万以上する高級店で僕は行ったことないんだ
                        けど、さやかはかなりファンらしく行ったこともあるしなななななんと
                        次郎さんが書いた本まで持っていました(笑)。

                        見ていて思ったのは次郎さんのような緊張感とかモチベーションという
                        のはどんどん世の中から減っているなということで、特に音楽に関して
                        最近そう思うことが多い。聴くほうも売るほうも。

                        特に売るほうは全体的に売れていないとかいう下らない理由で気合い
                        が入ってないな、ということをやっていることが多い。
                        ここで気合いとか書いているとアホのようだがモチベーションという
                        言葉を使うのがもったいないほど、低レベルなミスがたくさんある。

                        今、全部書くと問題もあるし気も滅入るから書かないけど、少なく
                        とも僕はそういうモチベーションの低下の影響はまったく受けてないし
                        関係なく頑張ろう。と次郎さんを見ながら思いました。

                        必要なのは厳密さだ。

                          2004-05-19

                          ATAK003 stilluppsteypaが届いたので梱包、納品など。
                          美しい仕上がり。
                          そういえばATAK003がreal tokyoに出てますね。
                          http://www.realtokyo.co.jp/japanese/

                          15:30からサウンド・プログラマーの松木さんとATAKの
                          柴田君、エバラ君とセミトランスペアレント・デザインの
                          事務所で打ち合わせ。

                          17:00からlee君のオフィスmattで打ち合わせ。上記にプラス
                          lee君、maria、さやか、セミトラのスガイ君とタナカ君。

                          今週は打ち合わせが多いなー。っていうか毎日ATAKのメンバー
                          と会っているぞ(笑)。

                          ペンローズの量子脳理論(ロジャーペンローズ著)
                          をamazonで購入。中古美品で1200円くらい。

                            2004-05-18

                            13:30からATAKで都内某所を現場視察。
                            僕、maria、lee君、さやか、柴田君、エバラ君。

                            終わった後、ラフォーレの角を曲ったところの半地下のカフェで
                            すごく不味いキーマカレーのランチを食べながらミーティング。

                            その後渋谷のパセラっていうカラオケ屋でレナちゃん(キムタクと
                            やってるヴィダーイン広告をJRでみたぞ)の歌を録音してあげて
                            matiaと3人で渋谷の美登利寿司で食事。

                            帰宅後作曲。

                              2004-05-17

                              14:00からlee君のオフィスmattでATAKのミーティング。
                              僕、maria、lee君、さやか、柴田君、スガイ君、エバラ君。

                              えーとこれはまだ書けないんだけど、何度練り直しさせるんだ
                              っていうくらい変更や練り直しを繰り返しているのですが時間
                              かけているだけあってさすがにアイディアが洗練されていって
                              いる。
                              時間をかけないと出来ないことって確かにあるわけで、特に
                              テクノロジーと密接な場合、すぐ出来ることはあまり面白い
                              ことが少ない。顕微鏡だから。

                              ミーティングは有意義に終わって、mariaと自転車を押して
                              歩いていたらnon nativeのサーフェン智君と遭遇。

                              オフィスの引っ越し中らしくてmattと1分くらいの距離。
                              ちょっとお邪魔してお茶を飲みながら近況報告とか。
                              non nativeのブラウンのジャージはすごくよく着てるんだけど
                              飽きない。

                              で、天気も良かったのでmariaと恵比寿まで出てらんぷ亭で
                              今日初めての食事。前のほうが美味しかった。

                              その後、atreの中にある靴屋でhavaianasのビーチサンダル(top
                              という種類です)を買い込む。黄緑とか白とか。mariaは赤を
                              買ってた。

                              夜は1人でジムへ行って過激に運動。マシントレーニング
                              のあと少しだけ泳いだら頭がすっきりした。

                              で、自転車をすごい勢いでこいでたら帰宅途中のさやかに遭遇。
                              コンビニの前でしばらく立ち話し。

                              帰宅後作曲。

                                2004-05-16

                                終日作曲。
                                mariaがcocoonのアトリエに仕事で行っていて、僕も後から行く
                                はずが没頭してしまって結局ずっと作業。

                                その後、渋谷の神山町にある焼肉屋で合流。初めて入る勧告焼肉
                                じゃなかった韓国焼肉のお店なんだけどちょっと塩っぱい。
                                塩分が多いのは良くない。ミネラルウオーターもナトリウム過多で
                                お茶のほうがいいという話を思い出す。

                                あと最近後頭部に変な痛みがあるのだが大丈夫なのかな。
                                いきなり倒れたりしたら不便だなーと思いつつ検査は先延ばしに
                                したいと思います(笑)。

                                帰ってきてから作曲の続き。反復が壊れていく感じを作る。
                                音の密度を微細な間で変化させ続ける。

                                  2004-05-15

                                  昼間から20時過ぎまで気合いを入れてATAK000の作曲をしてから
                                  mariaとさやかとdior homme nightに向かう。

                                  で、結論から言うとこのパーティーを企画したやつは馬鹿だ。
                                  オペレーションが出来ないどころじゃないし、パーティーとしては
                                  最低最悪の質だったと思う。
                                  インビを1500撒いて会場を大井競馬場の近くにある倉庫にした
                                  時点で送迎バスやタクシー会社との提携などは万全を期すべきだと
                                  思うのだが。

                                  会場の演出にしても、これはdior側からの指定だとしたら相当センス
                                  を疑うのだが(っていうか多分そうだと思うんだけどね)会場で若い
                                  男の子にスケボーさせたり、ドリンクを男のモデルにステージみたいな
                                  ところから渡せたりするというオカマ趣味以上でも以下でもない、かと
                                  いってカッコ良くもない小細工はともかく女性のトイレを会場の外れに
                                  4個しか作らないせいで長蛇の列が出来たり、不必要に暗過ぎる会場
                                  とか、phenixというスゲー下らないバンドの演奏とか(これはパロディ
                                  にならないのです。田舎臭くて)挙げたらキリがないのだが、思った
                                  のはエディ・スリマンという人は非常に微妙な感性の上で成り立って
                                  いるなということで、僕は彼の服に関するクリエイションは素晴らしい
                                  と思っているし、美意識としてナチズムを昇華させてミニマリズムと
                                  現在のクオリティ、ディティール主義と連結させる手法は見事だと思う
                                  のだが音楽の趣味や、例の演出、家具や内装ディレクションに関して
                                  は?だ。
                                  簡単に言うとAIRなんかを本気でいいと思うのは田舎者だということ
                                  で、そこの真意は分からないとはいえそうした微妙な感性の上に
                                  成り立っている現象として興味はある。
                                  とはいえ結構大雑把な弛緩も感じたりもしていて、これはEUによって
                                  ヨーロッパが小さいアメリカ的な均質化を加速しているなーという
                                  印象とどこか重なる。

                                  なーんて色々書いていますが、とにかくパーティーはつまらなかった。
                                  30分くらいで早々に帰ってきました。

                                    2004-05-14

                                    今、グレン・グールドのバッハ平均律クラヴィーア曲集第2巻を
                                    聴いているんだけど、この中の16番G-minorの特にFugaが好きで
                                    よく家で弾いていてグールドはどんな風に弾いてるんだろうと
                                    思って買いました。
                                    技術の差こそあれ(笑)アプローチは近かった。

                                    日記でも度々書いているとおり、最近グールドを集中的に聴いている
                                    んだけど、なんでこんなに音楽の内容が伝わる、っていう言い方は
                                    おかしいんだけど、ダイレクトで存在感がある演奏なんだろうと思って
                                    いて、ぼんやり浮かんだのはもちろん演奏が素晴らしいというのはある
                                    んだけど、録音というのもかなりの大きいのではないかということで。

                                    ピアノの録音は明らかに最近になればなるほど退化している傾向
                                    にあると思う。
                                    これはピアノだけではなくてアコースティック全般かもしれないけど
                                    ピアノは特にそう感じることが多い。

                                    というかマイキングの技術の多様性があまり重視されていないように
                                    思うのだが。だから存在感のない演奏のCDが多い。

                                    昔はピアノの録音の仕方、というかマイクの置き方だけで100近い
                                    方法があったというのをどこかで読んだことがある。
                                    これは推測だがモノラル録音では限られた1つのマイクにどうやって
                                    そこで起きている事象を全て収めるかというのが勝負だったわけで
                                    要するに音色、茂木さんの言葉で言えばクオリアに対する意識が今
                                    より鋭敏だったのだと思う。グールドが選んだ録音の質感を聴くに
                                    そうとしか思えない。

                                    あと1つのマイクには集中出来るけどコンビネショーンで考えていく
                                    と拡散と質の低下が起きるというのは音楽全体の問題でもありますね。
                                    この辺はデザインニュースの僕と茂木さんの対談で詳しく話している
                                    ので。

                                      2004-05-13

                                      3時間睡眠で朝、造形大学へ。サウンド・ワークショップ3回目。
                                      にして大幅遅刻(土下座)。
                                      ラッシュの時刻を過ぎるとこんなに電車の本数って減るのだ、
                                      ということを知る。

                                      電車の中で茂木健一郎さんの「意識とはなにか」を読んでいたん
                                      だけど、後半に差しかかって非常に面白い。
                                      認識と意識が整理される感じ。

                                      今日は前半は自主的に作業させて、後半は生徒各自の作りかけのを
                                      ヘッドフォンで聴いて回ってアドバイスなどする。

                                      終わってからワークショップに参加している4年生の西尾君と中村君
                                      と学食で食事(要するにこのワークショップは3年生を対象にしたもの
                                      で彼らは去年とっていたということです)。
                                      Aランチというトンカツ定食のようなものを食べたけどマズかった。

                                      それから相原→橋本→調布→新宿→五反田というとんでもない長距離を
                                      乗り継いで打ち合わせ一件。

                                      その後、中目黒のセミトラのオフィスに行ってデザイン・ニュースの
                                      編集、デザイン最終チェック。この辺で僕のアタマはクワンクワンして
                                      て床に寝転がってセミトラにあったヴァージン・スーサイズのDVDの
                                      音だけという訳の分からないものを聴きながら作業。

                                      ホントはさやかを待つはずだったんだけど21時頃限界が来て先に
                                      帰宅。mariaと近所のステーキハウスてっぺいでサラダ大盛りと
                                      小ハンバーグ・チーズ150g+御飯を食べる。
                                      23時頃泥のように就寝。

                                        2004-05-12

                                        誕生日当日。
                                        いつもと変わらずに仕事だらけの日。

                                        あ、そういえばinfoページにはupしたけど5/21(金)に渋谷FMで
                                        1時間DJやることになりました。

                                        club dictionary 音選協アワーっていう番組で1時間、何の打ち合わせ
                                        も無しで僕が好きな曲をミックスしていくっていう感じらしい。です。

                                        生放送なので21日の18時から19時、渋谷のマークシティの出口、
                                        道玄坂の上に出るところのガラス張りの渋谷FMでDJしてると
                                        思うので通ることがあったらガラスでもバンバン叩いてみてください。

                                        で、引き受けた理由の60%くらいはその次の日に発売になる
                                        ATAK003 stilluppsteypaのプロモーションなので(笑)当然それも
                                        かけるし、えーと多分事前じコンセプトとか決めたりしないから
                                        最近聴いてるので好きなものをドンドンかけてみるつもりです。

                                        で、その日は20時から代官山のsignでもDJするので(これはラジオ
                                        じゃなくて普通に。お店で。来た人々に対して)そっちもぜひぜひ
                                        いらしてください。駅ビルの1Fでオープンになってるので気持ち
                                        いいですよん。
                                        だから5/21(金)は僕はDJの日です。何か不思議だけど。

                                          2004-05-11

                                          13時にエバラ君と渋谷の銀座線改札で待ち合わせ。
                                          mariaと3人で今度インスタレーションで使う砂時計の打ち合わせに
                                          に日本一の砂時計職人、金子硝子工芸の金子實さんのところに行って
                                          きました。

                                          場所は京成立石で、日頃遠くに行かない僕にとって1時間を超える
                                          移動は相当遠く感じたんだけど、行ってみてよかったです。

                                          今、砂時計を工場ではなくて職人が工房で作っているところというのは
                                          数える程しかなくて金子さんのところは数少ない一つで、今回のインスタ
                                          レーションでは砂時計に仕掛けをしなくてはいけないので既製のもの
                                          ではなく、受注で作ってもらえるというのが必須なのです。

                                          初めて会う金子さんは本物の職人という印象がガシガシする人で
                                          砂時計の話をするときはホントに楽しそうですごくイイ顔なんですね。
                                          作っているものも1年間に1回回転する5メートルの1年間砂時計とか
                                          すごく細いもの、砂漠の砂で作ったものなど多種多様で僕はこういう
                                          精密な技術というのに圧倒的な尊敬を持っている。

                                          結局クオリティということを考えるととそうした技術というのは
                                          不可欠で、インスタレーションはそれに触れるきっかけになること
                                          が多い。musik ellectronikのスピーカーもそうだったし。

                                          僕がすごく大事にしているのはそういう仕上がりの部分で、どれだけ
                                          繊細に精密に出来るかということでかといってこれは、そういう丁寧
                                          な仕事が出来ていればアイディアとかひらめき、コンセプトが無くて
                                          もいいという技術至上主義でもない。そういうのは逆に趣味でやって
                                          いてくれと思うし。

                                          ま、とにかく金子さんと2時間くらい今回のインスタレーションで
                                          必要な加工のことや中には砂ではなくて乾燥剤を使うこと、砂時計
                                          の歴史などなど話してあっという間に時間が経って、すごく細い
                                          砂時計をもらって、試作品を発注してきました。

                                          金子さんについてはここ:
                                          http://be.asahi.com/20020504/W25/0020.html

                                          その後、ATAKでやる別のインスタレーションの打ち合わせ、プラン
                                          のブラッシュアップをlee君のオフィス、mattで17時から20時半
                                          くらいまで。

                                          で、今日は21時半からまた別件の打ち合わせがlee君と代官山の
                                          signであって時間が中途半端だから一度帰ることに。

                                          この打ち合わせは、lee君から「新しいcafeを作る人がいてそこの
                                          空間デザインをするんだけど音で何かやりたいっていうから話を
                                          聞いてほしい。低予算だし実現する可能性も低いんだけど」って
                                          いう話をもらっていて、えーと今日は打ち合わせ3件目でかなり
                                          疲れているんだけど、まー行くかっていう感じだったんですね。

                                          で、低予算だしやる可能性も低そうなので(笑)mariaにも別に
                                          僕一人で行くから来なくていいよとか言ってたんだけど、いや
                                          今日は行くよとか言うので21時半頃一緒に自転車で向かったん
                                          ですね。代官山のsignに。

                                          普段、来なくていいよっていう場合は来ないし今日に限って来るって
                                          いうのは代官山のsignだったら友達に会えそうとかいう理由だな、
                                          こっちは疲れてるのにふざけやがってくらいに思ってたんですが(笑)
                                          びっくりする展開が待っていたのです。

                                          要するに僕の誕生日のサプライズパーティーだったんですね。
                                          lee君の電話とかも全部ウソで。ちょっと離れたところに
                                          自転車を止めて結構フラフラで歩いて行ったから全然気がつかなくて
                                          店に近付いたらまず、さやかがクラッカーを僕に向かってパンッとか
                                          やったんだけどそれでもよく分からなくてえっ?とか言って店
                                          に入ったら凄い数の僕の友達が揃っていて一斉にクラッカーを鳴らして
                                          ケーキが出てきました(笑)

                                          いや、ホントにびっくりしてというのも僕の誕生日は12日で明日
                                          だからまったく予想してなかったんですね。これは去年、mariaに
                                          サプライズしたのをリベンジされたんだけど、嬉しかった。

                                          こんなにたくさんの人に祝ってもらったことはなかったし。
                                          カウントしてるだけでも58人とかだから多分70人くらいの方々に
                                          来てもらったということで、えーとホントに有難うございました。

                                          で、なんでこんなに完璧にバレずに進められたかというと
                                          ちょっと前に日記で僕のコンピュータがブッ壊れたって書いた
                                          ときありましたよね?
                                          そのときにmariaの古いG3を何日かだけメール、ネット用に借りて
                                          中身をそのままにして返していたんですね。見ることもないだろう
                                          と思って。
                                          そしたら、そこからわざわざサプライズ用にhotmailでアカウント
                                          取って案内メールを僕の友達に出していたということらしい。

                                          ここで全員の名前を書くことは出来ないけど、非常に嬉しかったです。
                                          っていうか満足に応対出来なくて申し訳ない。です。5/21(金)に
                                          同じ代官山のsignでDJするのでその時にでもゆっくり話せたらと
                                          思ってます。

                                          あとプレゼントも非常にたくさん頂いたんだけど、これがホントに
                                          どれもイイものばかりで、帰ってから開けてみてびっくりした。
                                          大事にします。

                                          結局、パーティーは大盛況で23時に終了。mariaとさやかと
                                          カメラマンの中野君と近くのボエムで食事。プレゼントの山だった
                                          ので自転車は置いてタクシーで帰宅。非常に盛り沢山な1日。
                                          ホントにびっくりした。さやか曰く松本人志が呆けたような顔を
                                          してたらしい。

                                            2004-05-10

                                            ・おお素晴らしい、昨日告知したlee君のスタッフ募集、もう
                                             レスポンスありました。早い。引き続き募集しているので
                                             ぜひぜひどうぞ。

                                            ・今日も1日中仕事。編集と作曲。

                                            ・あと、今月渋谷FMで僕が1時間、選曲する番組というのをやり
                                             ませんか?というオファーが。
                                             
                                            >今回はもしご興味があれば渋谷さんがやると面白いかなー
                                            >という番組のお誘いです。
                                            >渋谷さんのトークテクニックはあまり生かされない番組
                                            >ですが(笑

                                             とのことで(苦笑)詳細決まったら告知しますね。

                                              2004-05-09

                                              えーと、ATAKのアート・ディレクション全てをやっているlee君が
                                              スタッフを急募してます。

                                              メインの仕事はスペース・デザインで、代官山と外苑前のsign、
                                              officeなどの人気カフェからYCAMのbit thingsとか千駄ヶ谷の
                                              jam home made(これはジュエリーショップでサウンドは
                                              カールステンがやってる)、ATAKでやったsuperstarsっていう
                                              美容室など非常にクリエイティブな空間を作っています。

                                              で、スタッフの条件はベクターワークス、イラストレーター、
                                              フォトショップを使えることで、ATAKのファンには何故か
                                              建築系の人が多いからどーかなーと思って告知してみました。

                                              まずはバイトからという感じで、やりたい、かなり真剣にやりたい
                                              っていう人は

                                              lee君:leecha@mue.biglobe.ne.jp
                                              もしくはinfo@atak.jpまでメール下さい。
                                              面接の上、労働条件など話し合うということで。

                                              デザイン、特に空間デザインを仕事にしたいとか興味あるっていう
                                              人はチャンスなのでぜひ。

                                                2004-05-08

                                                ・そういえば昨日買ったrelaxにlee君が載ってた。グルビと対談
                                                 してました。

                                                ・好評の(僕のまわりで、ね)いしだ壱成=トム・ヨークに続いて
                                                 似ているものシリーズ。

                                                ・ロスト・イン・トランスレーションのスカーレット・ヨハンソンと
                                                 岩佐真悠子(どっちもスゲーかわいいぞ。見に行ってしまい
                                                 そうだ。)

                                                ・ミスチルとU2(なんか。音楽が。)

                                                ・今日も気分転換に深夜tsutayaの上の本屋へ。

                                                ・自転車でフラフラしてたら109の交差点のところで偶然、同窓会中
                                                 のジェニーに遭遇。

                                                ・X-knowledge HOME責任編集「ル・コルビジェ:パリ、白の時代」
                                                 購入。なかなかよいなー。

                                                ・輸入盤規制問題についてたくさんメール頂いてます。
                                                 これについてちゃんと書く時間がないのですが、反対なのは
                                                 間違いないので、僕に出来ることは署名でも何でもするので連絡
                                                 下さい。まったくふざけるんじゃねーよ。

                                                ・5/4のロフトで行われたシンポジウムにミュゼ編集長の高見さんから
                                                 誘われていたんだけど時間が無くて行けなかった。

                                                ・僕がコワイのはプレス工場の問題です。

                                                ・CCCDが統一した規格としてこの国で法案化されて、大型店では
                                                 CCCDでしか取り扱いません、という状況になったとして僕は
                                                 CCCDは断固拒否、論外という立場なので(別に対して音は変わら
                                                 ないとか言ってたヤツを何人か知ってるけど、本気で音楽やめた
                                                 ほうがいいですよ。耳が悪いんだからさ)それは受け入れるとしよう。

                                                ・でも、製品自体作れなくなるのは困る。簡単に言うとプレス工場の
                                                 規格が変わってしまったらモノが作れなくなる。

                                                ・データ配信ではなくモノが作りたいからさ。ATAKのメンバーと。

                                                ・音楽以外のデザインとかパッケージについて考えることを音楽に
                                                 フィードバックしたい。

                                                ・でも、そこまで逝ってしまう危険を感じる。このふざけた状況を 
                                                 見るに。

                                                ・もちろん輸入盤の件も話にならない。企業競争するべきでしょう。
                                                 
                                                ・この件、以下のサイトを見て欲しい。
                                                 
                                                朝日新聞所載の山形浩生氏のコラム↓
                                                http://www.be.asahi.com/20040410/W12/0025.html

                                                読売新聞の記事↓
                                                http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20040323ij21.htm

                                                評論家の高橋健太郎がこの件に関して出演したラジオ番組の聞き起こしはここ。
                                                問題をわかりやすく解説しています。↓
                                                http://d.hatena.ne.jp/face_urbansoul/20040507#p1

                                                またライター森砂里詩さんがポイントを簡潔に整理されています。
                                                http://www.ne.jp/asahi/fbeat/africa/03-note/031119.html

                                                問題の全貌は、以下のサイトに詳しく掲載されています。↓
                                                http://sound.jp/stop-rev-crlaw/

                                                そしてこの問題に関してのシンポジウムが5月4日におこなわれました。そのときのやりとりが簡単にまとめられています。↓
                                                http://symposium.seesaa.net/

                                                そのときの模様の音声ファイルはこちらから↓(音楽配信メモさんの提供)
                                                http://radio.gs/

                                                  2004-05-07

                                                  昨日打ち合わせしたインスタレーションの現場を見に行きました。
                                                  市が尾(田園都市線で渋谷から30分くらい)にあるtricoがデザイン
                                                  したマンションの完成途中の状態を見て、打ち合わせをするのです。

                                                  が、朝からバタバタで中々出かけられず結局16:30にエバラ君と
                                                  渋谷で待ち合わせて、市が尾へ。

                                                  マンションは駅から2分くらいで内装とかもまだ途中なんだけど
                                                  非常にイイ感じ。生活感を可能な限り排除してるのでオフィスに
                                                  いいのでは。
                                                  窓の付け方とか面白くて、完成っていうかオープニングレセプション
                                                  のときにはほぼ全部屋の窓を使った写真展もやるみたい。

                                                  中をざっとみた後、近くにある事務所でtricoの佐伯君と写真展の
                                                  キュレーションをやるアーティストのアレックス、施工している
                                                  ダイワハウスの四条さんと打ち合わせ。

                                                  びっくりしたのは四条さんは初対面なのだが「僕、高橋悠治好き
                                                  なのでサイトみてびっくりしました」という人で、音楽も詳しい。
                                                  こういう場合は話もスムーズで、話してて響く感じがあるので
                                                  楽しい。というわけで、僕が作るものに関してはまだ不確定要素は
                                                  あるものの、打ち合わせは終了。

                                                  渋谷に戻ってからATA003リリースが近くなってきたのでバイヤー
                                                  巡りをしてるmariaと待ち合わせてタワーレコードへ。
                                                  5Fの松永さんに資料を渡したりしながら

                                                  ・Gordon Mumma:studio retrospect
                                                  ・relax88号:特集 ビーチサンダル

                                                  を購入。
                                                  ゴードン・ムンマについては今まで聴いたことなかったんだけど
                                                  こういう自意識、というか自己表現意欲に溢れた電子音楽は僕は
                                                  苦手なのでダメでした。

                                                  テュードアと比較して語る人がいるけれど、重要なのは自作楽器
                                                  とか自作のテクノロジー、電子回路ということではなくていわゆる
                                                  古典的な<音による表現>みたいなものから隔離するための装置
                                                  としてそれらが機能しているかどうか、ということでテュードアは
                                                  完全にそう、音自体とその状態の配置にフォーカスするという非常に
                                                  現代的、というかある種の普遍性を指向しているから今でも新しい
                                                  んだけどムンマのは、根底にあるのはお決まりのアヴァンギャルド感、
                                                  というか暴力性とかなので、これは別に電子楽器云々というのは
                                                  本質的な部分に関わってこないし、まー簡単に言うと音色が好みで
                                                  はない。クドくて。で、音の動き方とかが古典的なエモーションに
                                                  準拠しすぎている気が。

                                                  relaxは初めて買った。
                                                  僕は夏はビーチサンダル以外履かないというくらいビーサン好きで
                                                  その特集だったから買わないわけにはいかないだろう、しかも歴史
                                                  まで分かるし、とか思って。

                                                  あ、ビーサン好きというよりhavaianas好きと言ったほうが正確で
                                                  relaxでも特集されてるけどhavaianasはブラジルのビーチサンダル
                                                  メーカーでハワイアナス、と読みます。

                                                  ここのビーサンはデザインもさることながらとにかく歩きやすくて
                                                  普通、サンダル類って靴よりは足が疲れるものだけどそれがない。
                                                  多分ゴムの質っていうか足の裏についてくる感じになってるからだと
                                                  思うんだけど。
                                                  しかも丈夫で僕は今履いてる黒いhavaianasは3年目に突入した。
                                                  毎年、夏はそれだけっていうくらい履いてしかも途中でタイ旅行とか
                                                  もそれで行ってるのにビクともしない。しかも、1200円くらいで
                                                  買える。僕は今年は3色くらい買おうと思ってます。

                                                  その後、前から行ってみたかった渋谷のホテル街にある、あじくら
                                                  っていう焼肉屋で夕食。
                                                  えーと場所で言うとDIXY INNっていうラブホの隣で(笑)最近
                                                  出来た店ですね。
                                                  ここはかなり優良店でした。
                                                  すごく安いし炭火で肉の質もよくて内臓の種類も豊富という。
                                                  ラブホに挟まれた焼肉屋というロケーションもいいし(笑)、
                                                  優秀なインド人の店員さんもいて焼酎の種類も多い。
                                                  家から結構近いからまた行くと思う。

                                                  その後、帰宅してからデザインニュースの校正。朝の8時まで
                                                  かかって完了。

                                                    2004-05-06

                                                    朝の9時過ぎから造形大学でサウンド・ワークショップ第2回目。
                                                    今回からhyper prismを使って作品を作っていくんだけど、
                                                    最初に何も素材がない状態では始められないので僕がaiffデータ
                                                    として用意してきた素材は以下の3つ。

                                                    ・Bach:sonata no.1 BWV 1001 in G minor
                                                           from sonatas and partitas for violin solo

                                                    ・John Cage:Prelude for meditation

                                                    ・John Cage(reading)+David Tudor(music)
                                                           :Indeterminacy

                                                    こういう風に素材を提示したりすると「やっぱりバッハからケージ
                                                    という流れに何らかの意味があるんですか?」とか聞いてきたり
                                                    するチューボーがいるのだが当然大した意味はない。

                                                    しいて言えば

                                                    ・バイオリンだけの音がするサウンドファイル
                                                    ・トイピアノ(だっけな?)だけの音がするサウンドファイル
                                                    ・声とノイズ、ピアノなどによるサウンドファイル

                                                    という3つの違った傾向の音を上げておけば、音の特色とか加工した
                                                    ときの変化の傾向とeditの方向性の違いを実感できるのではないか
                                                    という予測に基づいているだけで、ただこの予測は個人差によるところ
                                                    が大きいし「これらを使ってもよいし、自分だけの音だけでも、混ぜて
                                                    もいいから最後の授業(確か6/3)までに3分の曲を作れ」と言って
                                                    あるので、使わないという可能性もあるのだが、まーどれもイイ音楽
                                                    だから触れて損はないだろう。

                                                    というわけで簡単にソフトの使い方など説明したりした後は各自
                                                    作業。あ、あとCDも多少聴かせました。それは以下

                                                    ・fennesz:endless summer(ギターを取り込んだサンプルとして)
                                                    ・thomas brinkman:mexico(声をブッタ切ったサンプルとして)
                                                    ・gunter muller:eight landscapes(フィールドレコーディング
                                                     の熟達したサンプルとして)

                                                    生徒諸君にはブリンンクマンが好評でした。

                                                    その後、授業にもぐってた西尾君といつもお腹の調子が悪い中村君
                                                    と学食でカレーを食べながら話した後原宿へ。
                                                    15時からtricoの佐伯君と6月にやるインスタレーションについて
                                                    打ち合わせなのです。

                                                    打ち合わせは1時間半くらいかかって(とはいえ後半の30分くらいは
                                                    雑談なのだが。佐伯君がクラシック仲間を欲しがっているので仲間に
                                                    なりました)終了。帰りにtricoの2Fで売ってた「時は金なり時計」
                                                    という貯金箱付きの白いシンプルな掛け時計が欲しくなる。

                                                    その後、dior hommeの表参道店を初めて覗いて内装のヒドさに驚く。
                                                    これはSANAAが内装までやっていないというのは聞いていたんだけど
                                                    ほとんどビンキー&ダイアンとかセシルマクビーとかルナ・マティーノ
                                                    とかいう感じで(どれも全然違うけど)良くなかった。照明も。

                                                    その後歩いて渋谷へ。途中タワレコードのグレン・グールドフェアで
                                                    Bach italian concerto etc.を1350円で購入。これも非常に良いです。
                                                    やはり全部買ってしまいそうだなー。

                                                    その後帰宅。仮眠の後作曲、編集。

                                                      2004-05-05

                                                      こどもの日。

                                                      ATAK責任編集@デザイン・ニュースでやった茂木健一郎さんとの
                                                      対談の校正に四苦八苦。
                                                      対談の校正は今回いくつかやったんだけど非常に大変。これからは
                                                      筆談にしようかなと思ったものの、脱線がなさそうだからなー。
                                                      グルーヴ出やすい筆談というとチャットか。でもチャットは後で
                                                      直したくなるよなー、あそうだATAKのサイトで公開チャットとか
                                                      やろうかな、時期限定で。などと思いつきながらもくもくと作業。

                                                      夜、柴田君(ATAK、セミトラ)とカナちゃんが家に来る。
                                                      カナちゃんが学校の写真の課題でmariaがモデルになってお手伝い。
                                                      ライトや三脚など持って来たので便乗して僕も撮影。
                                                      久しぶりに撮影したんだけど腕は落ちてませんでした。

                                                      終わった後、柴田君達が持ってきたワインを飲みながら(僕は飲んで
                                                      ません。一滴も。管とか福田みたいに実は陰でこっそり飲みまくって
                                                      た。なんていうこともありません)パスタなど食べる。
                                                      お土産のフルーツパーラー西村のケーキが美味しかった。

                                                      話題は柴田君の浪費癖で、ちょっと額は書けないけど凄いですよ(笑)
                                                      思うにビールをたくさん飲む人は浪費の傾向が強い。

                                                      そういえばもうすぐ結婚する彼らの写真も撮影してあげた。

                                                      昔好きだったtrickyのファーストを久しぶりに聴く。
                                                      最小限の機材で作られててリバーブを使ってないので古くなっていない。

                                                        2004-05-04

                                                        そいえばこの前イライラして渋谷まで散歩に行ったとき

                                                        ・radio head:ok computer
                                                        ・グレングールド:バッハ トッカータ集

                                                        購入。1つめは訳あって2つめは衝動買いですな。

                                                        えーと僕が思うにレディオ・ヘッドのすごいところは2つあって
                                                        1つはトム・ヨークはいしだ壱成に似ているのにカッコイイと
                                                        言われているところ、2つめはシンセのストリングスの使い方と
                                                        ミックスの仕方が非常に上手いということです。

                                                        シンセストリングスというのは大概「これ生のほうがいいのにな」
                                                        と思うものだけどレディオ・ヘッドに関しては明らかにそんなことは
                                                        ない。むしろ絶対に生じゃないほうが良い場合しか知らない。

                                                        これは声との相性の問題もあるけど(その意味でも僕はやはり
                                                        japanとの親近性を感じてしまう。うねった進化の仕方も)音が
                                                        いいんですね。
                                                        多分いいシンセ使ってるとかじゃなくて、ミックスとコンプレッション
                                                        の度合いとかだと思うけど、他にあまり知らない。
                                                        トリッキーみたいなスタイルだと話は別だけど、バンドサウンドが
                                                        全面に出ているものでは稀なのでは。

                                                        バッハのトッカータはHMVで2枚組2090円という安さだったので
                                                        買ったんだけど非常にいいですよ。
                                                        グールドの後期の演奏というのを全然評価していない僕は、このCD
                                                        が70年代に大半が録音されてることを知ってかなり躊躇したんだけど
                                                        やはりバッハは別格なのかもしれない。素晴らしいです。

                                                        バッハ本人が弾いてるよりもいいんだろうな、と思える演奏は
                                                        グールドしかない。聴いた後にバッハを弾きたくなる演奏も。

                                                          2004-05-03

                                                          今日は昼間作曲した後、セミトラの事務所に行ってタナカ君と
                                                          デザイン・ニュースのデザインを詰めてきました。
                                                          色々仕掛けておいたので発売後に種明かししましょう(笑)。

                                                          やはりコミュニケーションの中でやっていったほうが起伏というか
                                                          ダイナミズムは生まれやすい。と実感。今日で方向性見えました。

                                                          デザインでも音楽でもそうなんだけどワンロジックで作られたものは
                                                          強度がないんですね。楽しい強度が。ロジックのレイヤーと発明の
                                                          往復が必要だと思う。

                                                          で、その後mariaと自転車で渋谷郵便局に行って隣のお好み焼き屋
                                                          で夕食。
                                                          ここはぼてじゅうっていうチェーンの高級(?)おしゃれ版という
                                                          感じなんだけどはっきり言って店員が低能でキレそうになりつつも
                                                          味は悪くなかった。

                                                          とはいえ低能が働いている店には低能が集まるもので周囲から聞こえ
                                                          てくる会話のレベルが録音して清書したいくらい最低で、簡単に言う
                                                          と年増の女が人の道みたいなのを自分よりもちょっと若い男に説いて
                                                          るんだけど、僕はこういう「スタッフへの気遣いがどうのこうの」
                                                          とかいいう話をチンタラする奴がホントに嫌いで、そんなのはオマエ
                                                          に才能がないからだよとか言い放ってしまいたい気分になる。というか
                                                          実際に言い放ってワンワン泣かれたこともあるんだけど(その手の暴言
                                                          を最近吐いてないな)臭いものを敢えて嗅ぎたいみたいな欲求と似た
                                                          ような感じで聞き耳立ててしまう僕はどうかしてると思う。

                                                          その後、tsutayaの上で立ち読みしてたら偶然マイちゃんに遭遇。
                                                          マイちゃんはmoduleという昔caveという名前だった頃は僕がナンパ
                                                          ばっかりしてたクラブに行く途中で、隣のカフェで3人でお茶。
                                                          マイちゃんは月末にキューバに行くんだけどすごくうらやましい。
                                                          その後、途中まで一緒に帰宅。

                                                            2004-05-02

                                                            昼間から家で打ち合わせ2件。あー仕事ばかりだなー。
                                                            仕事以外の楽しいことはないのか、僕の生活には。スパムメール
                                                            も鬼のように多いし、楽しい知らせというのに触れていない日々
                                                            を送りながらもうすぐ31歳になろうとしています。

                                                            なので、楽しいことはいつでも受けつけてるのであったら教えてくれ。
                                                            イメージとしてはディミトリ・フロムパリがプレイメイトのマンション
                                                            でDJやった。みたいなやつです。
                                                            女の子がいっぱいいる場所でカフェよりも濃密な空気が満ちている
                                                            ところに行きたい(キャバクラとかじゃなくて。ビジネスには興味
                                                            ないんだ)。

                                                            とか馬鹿なこと書いてますが、打ち合わせ2つめの新作インスタ
                                                            レーションはうまく折り合いつけば6/7頃発表、オープニングの
                                                            予定です。神奈川で。
                                                            神奈川で、と抽象的に書いたのはどうしても場所の、というか駅の
                                                            名前が思い出せないからで、確か田園都市線的な響きだった気がする。

                                                            これはコンピュータ使わない常設として設置されるもので、っていう
                                                            話はもう書いたな、えーと砂時計を使うことにしました。砂じゃなくて
                                                            塩にするけど。white+というタイトルで。

                                                            whiteと言えば、マルタン・マルジェラのショップデザインなどは
                                                            コルビジェの白の時代と呼ばれてる頃に影響を受けてるとしか思えない。
                                                            とこの前in homeを立ち読みして思いました。

                                                              2004-05-01

                                                              気がついたらGW。ですね。とはいえ僕はまったく関係なく仕事。
                                                              ・ソロアルバム
                                                              ・デザイン・ニュースの編集
                                                              ・極秘プロジェクト
                                                              などなどあるので休めないです。

                                                              今日は夕方、lee君と昨日オーポンした代官山のsignで打ち合わせ。
                                                              非常に気持ちいい空間。今日は土曜なのでそうでもないんだけど(笑)
                                                              平日はカワイイ子が多いらしい。盛況でした。
                                                              トイレはATAKの柴田君が書いたプログラムで動いてる作品なので
                                                              行った折にはぜひ。面白いですよん。

                                                              終わった後、lad musicianに展示会でつけたピンクのTシャツなど
                                                              取りに行く。DISCO SUCKっていうハンコのワンポイント。

                                                              その後、ボンジュールレコードによって店長になった三島さんに
                                                              ATAK003のサンプルを渡した後(ボンジュールも5/22に発売です)
                                                              帰宅。作曲。